考える人ブログ

カメラ歴6年の20代男性、考える人 。写真関係の仕事で飯を食う。 ストリートスナップや風景写真がメイン。 街歩き、旅を通して写真について考えてゆく。

僕の、写真の流儀・意義を語ってみる。

みなさん、写真を撮る時どのような機材、心境、撮り方で撮っていますか? 100人いれば100通りの方法があり、その方法次第で同じものを撮っても全く異なる写真になります。

最近、ある本を改めて読みました。
2016年に出版された本なのですが「写真家の流儀 」というもの。30名の著名な写真家の機材スタイル、テクニック、撮影のモットーが惜しみなく書かれていて、様々なことを学べる本です。この人はこう考えているのか!だからこういう写真が撮れるのか。と納得させられることがあったり、僕の好きな写真家のことも書かれていて参考になったり、最高にワクワクする本でした。

この本を読んで考えてみたら、僕にも僕なりに流儀あるんじゃないかなと思いました。流儀と言うとちょっと言い過ぎかもしれませんが、無意識にもこだわりや、持ち物、撮り方のスタイルがあったので少し語ってみたいと思います。

最初は軽く書いてみるつもりが、いざ書いてみると次から次へと出てきて4000字超えの文章になってしまいました。



デジタルとフィルムを使い分ける

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カメラを持って写真を撮りに行く時、まずはいつも
「今日はデジタルにしようか?それともフィルムにしようか?」 と考えます。最初に考えることですが一番重要なことかもしれません

デジタルの良さは画像の綺麗さ。見たものをそのまま鮮明に写し、カメラで微調整などもしてくれます。また撮影の気軽さもあります。SDカードさえあれば何十百枚、何千枚と撮ってもコストがかかりません。カメラの操作性も非常に良いです。カメラを好きにカスタムしてワンタッチで調整を変えたり、オートでも撮れたりします。感度を変更して暗い場所で撮ることもできます。時代の先を行くのがデジタル。

それに比べてフィルムはそれが全部逆でデメリットにもなり得ますが、それ以上に良い点はあります。例えば画質はフィルムの方が良いと言われることだってあります。仕組みが異なっていて、デジタルは細い電気信号の点の集まりで作られたものですが、フィルムは化学変化を用いていて、本質的にはあまり違いが無いとはいえ、フィルムの方が本物の画質の写真かもしれません。フィルムを付け替えたりマニュアルで設定したりと、撮影の煩雑さが撮影の楽しさを引きだたせてくれます

それらを僕が使い分けるのは、被写体で考える場合と、撮影する時の気持ちで考える場合の2通りがあります。
被写体に関して言えば、時代を感じさせるもの、芸術を印象的に撮りたい時、特徴的な形のものを撮る時、空や太陽の光が綺麗な時はフィルムカメラを使うことが多いです。色が綺麗な風景、スピード感があるものにはデジタルのカメラを使います。
気持ちでは、撮影そのものを楽しみたい時、夕方にゆっくり撮影する時にはフィルムカメラ使います。大体は撮影のしやすさ、コスト等のバランスを考えてデジタルで撮影することが多いですが、たまにフィルムで撮影してみると写真っていいなぁと感じますよ。

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基本単焦点を使う

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単焦点の画像が好きなのと、軽さ、明るさからほとんど単焦点1本で撮影しています。どんなズームレンズも単焦点レンズには敵わないと思っています

初めて単焦点を使った時から、多少離れたものでも歩いて近寄れば撮れるし、僕が撮るもののほとんどの場合は単焦点で事が足りると感じました。それでも単焦点で撮れない遠い風景や、近いと自然に撮れない表情はズームレンズを使います。
首から下げていても重さはそれほど感じないし、基本は単焦点付けっぱなしです。


ファインダーで覗いて撮るのが写真

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カメラと言ってもいろんなものがあり、一眼や、コンデジ、スマホのカメラなどなど。安価のカメラや、今ではスマホでさえ超高性能です。どんなカメラでも僕が思うのは、「写真を撮る」といった行為に関していうと、どんなものを使っても「写真を撮る」ということなのですが、
ファインダーを覗いて撮ってこそ『カメラで写真をとる』ことだなということです

以前 Lumix の GM1K というミラーレスのカメラを使っていたことがあります。超小型で画質もコストも申し分ないカメラだと思っていましたが、ファインダーがありませんでした。

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この時はファインダーが無いことは許容して使用していました。
しかしちゃんと構えて、ファンイダーを覗いて、シャッターを切りたくてもそれができない。そのようなカメラは自分には向いていないと思って手放してしまいました
最近はファインダーが無いミラーレスやコンデジがたくさん発売されていますが、それからはファインダーが無いカメラは全く使用していません。

なんというか、明るい時にファインダーが無いと眩しいとか技術的な話ではなくて、ただの気持ちなのですがファインダーを覗いて撮る時は気持ちが入ります。僕にとっては、これから写真を撮るぞ!っていう合図のようなものかもしれませんそれにファインダーを覗いて撮る方が断然かっこいいですしね。


何気ない時間も被写体に

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風景よりも、ポートレートよりも、一番好きなのはスナップ写真。以前スナップのことについて書きました。

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スナップは何げない一瞬を撮ります。いつどんな時もシャッターチャンスです。 僕のカメラの設定はだいたいは決まっています。ちょっとだけ書いてみたいと思います。スナップをデジタルで撮る時は、ISO感度が日中などの明るい時が100~400室内や夕方、夜は800~3200あたりまで使います。絞り優先で撮影し、F = 8.0ぐらいで、被写体を強調させたい時に F = 3.2まで開いて撮ります。スナップは動きがあり、動きを出したい時は別ですが、 手ぶれをしないためには 1/60 秒以下で撮るといいと聞いたことがあるので、そのぐらいになるように感度を調整したりしています。記録は jpeg + RAW で撮って後から現像をします。フィルム写真を現像、プリントするように、デジタルでもそれが大事で楽しい工程の一つだと考えています。



常にカメラを持ち歩く

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スナップを撮るためにはカメラがないと撮れません。どんなカメラでも僕は常に持ち歩くことを意識しています。撮ろう!と決めて写真を撮る時は Nikon F3 や FUJIFILM X-Pro1を持っていきます。それらを常に持ち歩くというのは多少大変なので、その時のために小型のカメラを常備しています。それが
Leica mini2

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画質的には絶対的に X-Pro1 や F3 の方が好きなのですが、便利で撮っていて楽しいので愛用中です。シャッターチャンスがあってもカメラを持っていないと写真は撮れないので、サブに持ち歩き用のコンパクトカメラを持ち歩くというのを僕はおすすめします。それもファインダー付きのサブカメラ。

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インスタ映え、SNS映えしなくても良い写真

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最近はよくインスタなどのSNSに載せていいね!をもらうために決まりきったような構図、SNS映えのために写真を撮りに行く人も多くいるような気がしています。

僕はそれよりもいいと思うのは自分の世界を表現した写真、統一感のある写真だと思います。結果としてそれが後から振り返って思い出になったりいい写真と言われるような気がします。


写真は時間と感情を切り取るもの

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前に撮った写真を見返していると良い写真だなと思う写真ってよくありますよね。気持ちが入ってれば入っていたほど、その時こう考えて撮ったという気持ちや、周りの風景が鮮明に思い出されます。

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この写真もそう。3月の快晴のもと、初めてヨーロッパに行ったウキウキ感で足取りが軽い友人の写真です。この時は見るもの全てが目新しくて好奇心に溢れていたような気がします。とにかく気になったもの、感じた気持ちを写真にしようと撮り続けていました。撮った直後は何も感じないのですが、時間が経った今振り返ってみるとやはり良い写真です。 このように時間と感情を切り取るというのが、写真の素晴らしさであると思います。

撮る時の気持ちを大事にして、降り返った時に良いなぁと思える写真を撮り続けて行きたい!というのが僕のスタイルです。




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