考える人ブログ

カメラ歴6年の20代男性、考える人 。写真関係の仕事で飯を食う。 ストリートスナップや風景写真がメイン。 街歩き、旅を通して写真について考えてゆく。

【写真好きだけに見てほしい】本気で撮影して、本気で選んだ、台湾の写真12選

11月の頭に台湾への旅に行ってから早1ヶ月が過ぎました。

本当の良い旅って、帰ってきて時間が経ってから良さがじわじわと込み上げてくるものだよ。

 

言葉は違いますが、そんなニュアンスのことを昔言われた記憶があります。

ちょうど1ヶ月を過ぎた今、じわじわと込み上げてくるかどうか、と言ったらまだ時間はかかりそうですが。やはり半年、1年と時間が経って、他の場所へも旅をしてやっと込み上げてくるのでしょうか。

 

1ヶ月が過ぎてもまだ台湾写真旅を引っ張るの?と思われるかも知れません。

この記事を書こうと決めたのはとある人からの一言でした。

「ごちゃごちゃ写真を載せるよりも、写真旅の中でのベストショット集を作った方が良いよ」

なるほど。確かにそうかもしれない...

 

そこで今日は、台湾で撮ってきた写真の全ての中から、僕個人が選ぶ最高で傑作だと思う写真12選」を決めてみました。

 

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あくまでも僕一人で選んでいるものなので、そんな写真を傑作と呼ぶな!だったり、もっと良い写真があるじゃん?だったり言われると思います。

それは、僕の気持ちが入っている写真や、僕の感性をもとに選んでいる写真、熱く語りたい写真なので仕方ないと考えてください。

 

 

 

 

 

 

 

眺め

 

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高雄の蓮池潭にある龍虎塔から、高雄の街の眺めです。

高雄は現在も開発が進んでおり、高いビルや高層のマンションが並んでいます。

街から少し外に出ると、ヤシの木が茂る自然があります。その木々と街並みを一望できるこの場所がとても良かったです。

 

この蓮池潭は池なのですが、かなりの大きさがあります。

高雄の緯度上、もちろん雨の日が多く、さらに雨は降っていなくとも曇っていて空が白い日が多いのが特徴なのですが、この日も白みがかった空でした。

 

この写真は窓から覗いていることで周りを暗くして、真ん中の街や、池の青さに着目してほしいという狙いです。

池の水は近くで見ると茶色く濁っているように感じましたが、上から見るとやはり青く綺麗です。パワースポットというだけの美しい景色が見られました。

 

 

南国果物

 

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 沖縄よりも南に位置する台湾は果物も日本のものとは一味違います。

この写真は「木瓜」と言って日本語で言うパパイヤです。

パパイヤミルクという、パパイヤと牛乳をミキサーでかけたジュースが売っている店があり、今回も何度か飲みました。

 

日本のパパイヤといえばフィリピンからの輸入か、聞くのは沖縄ぐらいで、九州で生産していたとしても料理に使う青パパイヤぐらいではないでしょうか。

沖縄で生産されていると言っても、育てるのは簡単なことではないらしく日本では高級な分類に入る果物です。食べたことのない人も多いのではないかと思います。

この貴重なパパイヤが台湾では食べ放題ばりに並んでいます。しかも、この値段の安さ。600g で 約100円でした。

この安さなら果物好きが、わざわざ台湾に食べに行くのも大きな目的になりますね。

 

この果物屋さんには、パパイヤの他に、ライチ、スターフルーツ、パイナップル、バナナ、ドラゴンフルーツ、釈迦頭、レンブなど、いかにも南国感溢れる果物がところ狭しと並んでおり、見ていて楽しい場所でした。 

 

 

昼と夜の真ん中

 

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ここは六合夜市と呼ばれる夜になると屋台が開かれる道。

日が沈む少し前の時間で、オレンジ色に光って幻想的な風景でした。

ちょうど昼と夜の間のこの時間、この場所で屋台を出す人々は夜に向けてせっせと準備を始める時間です。この時間が僕にとっての台湾での昼と夜の境目です。

もう明るい時間からすでに営業を始めている店もあります。

六合夜市は、道に店が並ぶ形をとっている夜市ですが、台湾全土には200を超える夜市が存在していてその形態は様々です。

大きな長方形の土地に広がるものなどもあります。

この夜市は台湾人が好きな夜市ランキングで第8位で、暗くなると台湾人や、観光客で溢れます。

 

僕個人的な意見では夜市というと日本のお祭りの屋台をイメージするので、それに近い、同じく高雄にある瑞豐夜市の方が好きでした。

 

 

高雄を象徴する一枚

 

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この写真を選んだのには理由があります。

高雄85ビルが遠くに綺麗に写っているからでも空が青いからでもありません。

 

それは高雄の特色である、「海」と「鉄道」と「開発」をこの写真が一度に写しているからです。

写真右には海があり、船が停まっています。すぐにでも動き出しそうな様子でした。

そして中央には路面に電車が走ります。高雄の主要な交通手段ですね。

写真左には地上高くにクレーンの機械があって、新たなエンターテイメント施設を作っていました。前回高雄に行った時には無かった建物も、どんどんと建てられていて驚きました。

このように何気ない写真でも、よくみればこれが高雄だと感じさせてくれる高雄を表した写真です。

 

 

赤提灯

 

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台南といえば「度小月」と言われるほど有名な老舗がここにもありました。

度小月は担仔麵と呼ばれる麺が美味しい店で、なんと100年以上の歴史があります。

 

この写真は赤が印象的な夜の台湾という感じだったので、赤以外の色の彩度をかなり落として赤だけを強調しました。

実際の光景も、かなり暗く、赤が目を引く様子でした。

人はほとんどモノクロに近い色で写って、ちょうちんと看板の文字は赤く際立っていて

僕が見て思い描いた光景に近くなりました。

台湾は国旗にもある赤が非常に映える場所です。このように赤だけを強調してみても雰囲気が出るかもしれませんよ。

  

 

自由の国

 

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黄色く目立つ車、これが台湾のタクシーです。

初乗り料金も日本に比べて非常に安く、暑さも影響して、ちょっとの距離でもタクシーに乗ってしまいました。

スピード違反はないのか?と思わせるほど速く運転したり、客が乗っても大きな声で歌っていたり、信号が赤になりそうでも進んだりと、自由気ままな感じがしました。

バスも日本みたいに時間通りにきちんと来ませんし、台湾人は時間にもゆるいです。

もちろん交通ルールがしっかりとあって、それを守らなければならないでしょうが、わりとゆるーく成り立っているのですかね...

それが台湾という国なんですね。

 

 

路地裏

 

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西子灣から旗津へ行く途中の路地で撮った写真です。

バイクが停まっていることから、集合住宅でしょうか。

 

僕はよくこのような路地で写真を撮ります。これこそが観光地!という場所よりもこういった誰も写真を撮らない場所での写真に意味を見出す方が、価値があると考えからです。

よく見る観光地は、プロによって最高の写真を撮ってもらって、それをインターネットで見ればOKです。もし、さらに自分の手でもっと良い写真を撮れる気がする時は自分でも撮りにいきます。

観光地でもないようなただの路地や、なんでもない場所を撮る方がよっぽど楽しいことに最近気づきました。

ですから、路地や、少し変わった光景、決定的瞬間など、自分だけにしか撮れず、しかもその瞬間にしか撮れない写真を大事にしています。

 

 

無造作に

 

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バイクの解体、修理店。

カメラを構えたらちょうどおじさんと目が合ってしまいました。

この店内、一見暗く薄汚れている様子にも見えますが、この無造作で雑な感じになぜか心を惹かれました。

 

理由はおそらく二つ。

一つめは、普段見ないような光景だから。

日本では、店はどこでも綺麗にされています。こんなにぐちゃぐちゃに置かれていたらゴミ屋敷かと思われるかもしれません。

隣の店も、その隣も同じような分野の店で、同じようになっていました。

 

二つ目は、台湾らしいから。

台湾を貶しているわけではありませんが、バイク文化ということも含め、ともかくこれが台湾らしい風景に見えました。

 

 

日没

 

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フェリーで旗津に渡って、そこから歩いて数分の海。

雲と、この時間帯が相まって、最高の風景を見ることができました。

 

あえて露出を少し落としてヤシの気をシルエットにして、特徴的である葉の形を強調しています。

隙間から覗く太陽が一番綺麗になるような露出にしています。

さらには自分が見たままの空に近づけるように少しオレンジ色を強めにしています。

 

高雄にもこんなにも綺麗な海があったんだと始めて分かった旅でした。

 

 

 

考えぬいた一枚

 

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何度も記事にしています、美麗島駅。

詳しくは過去記事を読んでもらえると分かると思います。

なぜこの写真も入れたかというと、この美麗島駅を何十枚、何百枚と撮って、一番美しく見えるポイントはここかな、と個人的なゴールが分かった気がしたからです。

撮る人、見る人によって一番美しいポイントは変わりますが、僕なりに感じていることを書きます。

 

まずは構図としては、円形になっていて全部を入れようとすると四角が写ってしまうので、適度に寄っています。

さらに支柱が地面とまっすぐ垂直になるようにして、二本がやや前後関係に並んでいます。それも写真の中心ではなく、やや左右どっちかに寄せています。

人が歩く場所は視野から外して、カラフルな天井をダイナミックに表現しています。

 

このような場所で撮ったこの美麗島駅が僕に撮っては一番の出来となりました。

 

 

共存

 

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道を歩いている犬。野良犬か、飼われている犬か分かりません。

台湾で歩いてみると気づくと思いますが、犬が非常に多いです。

それも人に吠えたり、警戒したりすることもなく、ここが自分の住む星だと言わんばかりに堂々としています。人には危害を加えません。狂犬病もないようです。

なぜそんなにおとなしい犬が多いかというと、気性の荒い犬は、子供の時に車に轢かれて死んでしまうからだそうです。

台湾の車はすごいスピードで走るので、犬が急に飛び出してきたらといって急には止まりません。そうして死んでしまいおとなしくしている犬だけが残っていくそうです。

 

いずれにせよ、野良犬が多くいるのは好ましくはないですが、狂犬病などの危害を与えないのであれば、人間とよりよい形で共存していってほしいと感じます。

そんなことを深く考えてしまう写真です。

 

 

夜市にも

 

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 台湾の夜は長いです。

ここは夜市。仕事終わりの大人、学生、夕飯時の親子、外国人観光客。

いろんな人がいます。

食べて歩いてまわったり、座って食べたり、とてもよい場所です。

これがあるからこそ台湾は外食の文化になるのだと思います。

 

この写真はモノクロで撮っています。

僕がモノクロで撮影する時を詳しく考えて見ると、大まかに7パターンに分けられるとこの記事で書いています。

僕の撮影するモノクロ写真の全てが書いてありますよ。

モノクロ写真の教科書。モノクロの撮り方、設定、コツ、作例まで - 

 

 

そのうち、この写真は「人を中心に写す時」にあたります。

店で買って歩く人々や、テーブルに座って食べている家族に注目してほしいです。

台湾の夜市の姿が少しだけでも見えてくるかと思います。 

 

 

台湾傑作写真のまとめ

 

他の人からどう思われるか分かりませんが僕の中での傑作を選んでみました。

以上の12枚で僕が行ってきた台湾を表現できたのではないかと思います。

FUJIFILMのカメラの魅力も少しだけ引き出せたかなぁ。

写真旅1 〜 5 で、100枚以上の写真を載せていますが、この12枚さえ見てもらえばおおよそは語れるのではないかと思っています。

 

自分の中でも思い入れがある写真なので、熱くなってしまい少し長くなりました。

台湾、とにかく良い場所でした。

 

何度も紹介していますが、やはり今回もこのカメラです。

型落ちのX-Pro1。型は古くても使い方次第で X-Pro2 並に良い写真が撮れると、そう思い込んで使用しています。

 

 

 

 

 

 

 

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