FUJIFILM Xシリーズはメインとして、APS-Cのセンサーサイズのカメラを発売しています。
フルサイズのカメラと比較すると、小さく軽くて、価格も安いという利点があります。
ボディと同じようにレンズも価格が安くて、性能が良い純正レンズが数多くラインナップされています。
「FUJIFILMと言ったら単焦点」とも言われるくらいに単焦点が良くて多くの人がFUJIFILMを選ぶ理由にもなっているでしょう。
かといってズームレンズも悪いなんてこともなく、画質が良くて価格も安いレンズというのが多数あります。
ですが販売されているXマウントのレンズが単焦点16本、ズームが14本と数が多くてどれを選んだらいいのかと迷う人も多いと思います。
販売されているレンズすべてを特集した記事は以下に載せておきます。
そこで問題なのは、この種類が豊富なXFレンズの中でどのレンズを選んだらいいのか、どのレンズを選んだら後悔なく使っていけるか、ということです。
カメラボディももちろんですが、レンズも高価な買い物です。それに加えてレンズは資産と言われるように、時代と共に古くなることが比較的少ないもの。せっかくだから良いものを選びたい。そんな人に向けて僕なりの考えを書いてみました。
いろいろ使ったり見てきた中でお勧めだと思うレンズ3本です
XF16-55mmF2.8
FUJIFILM 標準ズームレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR
XFレンズの中から1本だけ選んで。と言われたら僕はこれを選びます。スペック、デザイン、価格どれを取っても間違いないレンズです。
16-55mm(フルサイズ換算25-84mm)と正直これさえあればほとんどことが足りると思える焦点距離です。
人が目で見る画角が20数mmから35mm程度と言われているので、そのぐらいの広角から84mmまでをカバーしているので、常にカメラに装着するレンズになることになるでしょう。
またF2.8通しも大きなポイントです。単焦点のようにものすごくきれいなボケまでとはいきませんが、F2.8まであれば立体感が際立つ写真が撮れます。いわゆる大三元レンズです。大三元でこのレンズの価格ならコスパも抜群でしょう。
欠点ももちろんあります。それは2つ。
1つはレンズに手ぶれ補正がついていないこと。
動かない物や景色を撮るときなら全く気にならないのですが、スナップで動きのある被写体を撮るときや夜の撮影は少し躊躇してしまうと思います。
もう一つはレンズが大きいこと。レンズだけで655gありカメラと合わせると1kg超えになることも普通です。
しかしながら手ぶれ補正に関しては、夕方や夜の写真をそれほど撮らず、昼だけ撮影する人はあまり気にならないですし、何よりボディ内手ぶれ補正機能が付いたカメラがありますね、そう「X-H1」
このカメラはこのレンズのためのカメラと言っても過言ではないような気がします。むしろこのカメラのためのレンズでしょうか?今のところ、ボディ内手ぶれ補正はX-H1だけです。
※2020年4月にボディ内手振れ補正の2機種目のカメラ、「X-T4」が発売されました。
今後手振れ補正が搭載されたカメラがどんどん出てくるのではないでしょうか。そうしたらレンズ内手振れ補正の必要性が薄くなり、このレンズの価値はさらに高まってくるかもしれません。
大きさに関しては、他のメーカーの大三元レンズと比較するとそれほど大きくないというのが実際のところです。
XF56mmF1.2
FUJIFILM 単焦点中望遠レンズ XF56mmF1.2 R
56mmの単焦点は、標準焦点距離よりやや望遠でなかなか使いづらいレンズのように思えます。目で見た範囲のほんの一部分しか切り取れないし、近くで見たものを撮ろうとすると全然フレームに入りません。初心者には全く向かないレンズで、少しこだわりのある玄人向けだと思います。
美しくて心にグッとくる写真というのは余計なものが無く、必要なものが構図の中にシンプルにあるような写真。いかに不必要なものを排除し、本当に必要なものだけを切り取るか。そこに「引き算の美学」というのがあります。このレンズはそういった撮影に非常に向いていて、だからこそ難しいけれどハマった時にはすごい写真になるというレンズです。
もう一つこのレンズで特徴で最大の見所が開放F値1.2という点です。
このレンズはボケが本当に綺麗。ピントがあった部分だけが浮き出るようなボケ。玉ボケも完璧なほどふんわり綺麗です。
街角スナップもワンランク上がるような立体感を出してくれるし、他にはポートレートに最適かと思います。被写体に威圧感を与えないような距離感で撮影でき、このボケならと考えるだけでワクワクさせてくれますよね。
XF23mm
FUJIFILM 単焦点広角レンズ XF23mmF2 R WR B ブラック
3つ目はXF23mmというレンズ。
F値を記載していないのは、23mmには2種類あって特徴が違っていてどちらもおすすめできるから。
一つはXF23mmF1.4。フルサイズ換算で35mmです。
個人的には一番扱いやすい画角がフルサイズ換算35mmで次が50mmだと思うので、1本確実に持っておきたいレンズです。カメラを始めたての人にも扱えるし、慣れた人も不自由なく使えるとても優秀なものです。
F1.4はボケが美しく、開放で撮ってもピントが合った部分にシャープさがあります。どんなFUJIFILMのカメラにも合うようなデザイン。満足いくと思います。
ただし口径が大きく、少し大きくて重いレンズです。同じようなスペックの他のメーカーのレンズよりは小さいですが、やはり大きさが…と思う人には次のレンズが最適です。
XF23mmF2。
FUJIFILM 単焦点広角レンズ XF23mmF1.4R
これは僕のお気に入りのレンズです。
F1.4との大きさが全く違います。F1.4が300gだったのに対して、F2は180gと半分近い重さ。小さいからといって画質が悪いということも全くありません。
使用してみて感じるのは、開放では単焦点らしいふんわりとしたボケと、絞るとくっきりシャープで本当に良いレンズだと思います。小さいのでFUJIFILMの小さいカメラにも合います。Eシリーズとか、Aシリーズ、Tシリーズにもぴったりです。
1番はX-Proに合うデザインだと僕は思います。レンジファインダースタイルのカメラには大きなレンズはちょっと似合わないので、このぐらいのスナップレンズが良いと思いました。
理想の絞りはF1.4の方ですが、大きさが小さいことは持ち出すことが多くなることを意味します。少しだけ明るく、ボケがやわらかい写真を撮るか、たくさん持ち出して良いシャッターチャンスに出会うかと考えると僕なら後者を選びます。
もう一つの利点は価格です。F2の方が手頃な価格です。
ボケと明るさか、フットワークの軽さと価格をとるか。これはその人のスタイルによりますが、どちらを取ってもFUJIFILMの神レンズには変わりないので、使って欲しいレンズです。
FUJIFILMはレンズの宝庫だ。
僕が厳選して選んだレンズ3本(プラス1本)いかがだったでしょうか。
その他にも迷ったレンズとして、XF35mmF1.4や、XF18-135mm、XF8-16mm、XF10-24mm、XF90mmなどまだまだあります。たくさんありすぎて迷ってしまいました。
FUJIFILMの特徴である色合いや、シャープさ、デザイン性が全面に出たレンズがたくさんです。
レンズの良さでFUJIFILMに移行する人もいるくらいレンズが良いと言われるので、たくさんの人にオススメできるものばかりです。
I love the 18mm f2.
Ciao
Yes, this is nice lens. but I have never used. Someday I will use this, and take a street snap. Thank you.