写真

台湾とカメラと僕と。Vol.1 『空気感』

台湾の朝

何度も旅をしては感動させられる場所「台湾」
先日また旅をして、また心にぐっときて…。台湾は僕にとっての心のよりどころ。つまりアナザースカイのような場所です。

そんな台湾を今回から数回に渡って連載していきます。タイトルは「台湾とカメラと僕と。」まずは台湾という国があって、そこにカメラがあって、僕がいるから写真が生まれます。写真があるのは、やはり台湾という被写体があるからこそ。その順番は変わることはありません。僕という写真の取り手よりも台湾という被写体がいきるような写真をたくさん載せられたらいいなと思います。

 

空気感

台湾の雰囲気が分かるような写真。

僕が感じる台湾は優しく穏やかな時間が流れています。景色を見ても鮮明というよりなんだかかすみがかったようなぼんやりとした色。どれだけ写真をとってもすべてがなんだか懐かしい昔の日本の映画を観ているような気分になるものばかりです。レトロというかクラシックというか。形容するには難しいですが日本人が好感が持てるような素敵な風景かと思います。
そこには生き生きと暮らしている人々、ごちゃごちゃとした街並、容赦ない日差し。日本と遠く離れてはいませんが時代をタイムスリップしたような空気感に僕は惹かれていきました。

 

バイク

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アジアらしいバイクの文化。バイクの音や排気ガスの匂いで「ああ台湾に来たな」と感じるものです。
ここでは2人乗り、3人乗りが当たり前。以前友人に乗せてもらったことがありますが、台湾人の運転の粗さは相当恐ろしい。ちゃんとヘルメットをつけて安全運転でお願いします。

 

路地裏

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少し路地裏に入ってみます。日本の路地とは明らかに違います。
光が全く当たらない場所で生活している人がいれば一方で活気ある商店が広がる場所もある。また路地裏を歩いていたら全然違う場所に着くようなこともありました。路地裏を歩くことで見つけられることが多いのが異国での旅なので、気づくと路地裏に入って写真を撮りながらさまよっています。千と千尋の神隠しのように迷い込んで別次元へ迷い込むような感じさえします。

 

朝日

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朝日とタクシー。光と陰がいい感じに写し出された写真になりました。
台湾の朝は早く、まだ暗いうちから店がオープンしていたり太極拳をしていたりとたくさんの活気ある人々が見られます。朝の優しい光に照らされた街を歩くのもまた最高で、台湾では早起きがマストですね。

 

朝日2

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これも朝日。昼の太陽と違って横からの光だからこそ影がくっきりしてきます。
日本では見ないような木が多くあるので街全体として南国感が味わえます。眠い目をこすってぼんやり風景を眺めながら歩く。台湾特有の朝ごはん屋さんで揚げパンや豆漿を食べると1日がスタート。

 

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夜の屋台も大好きな光景。いたるところで夜市があり、人で賑わっています。
グツグツと煮込まれた鍋、そこから出るいい匂いの湯気。真っ赤な提灯と屋台をテラス照明がなんとも言えない雰囲気を出しています。
朝日とともに起きて1日が始まり、屋台のご飯で1日が終わる。なんて幸せが時間でしょうか。せかせかと生きるのではなくて、緩やかに流れる時間に身を任せて自由に生きるような台湾の空気感、好きです。

 

混沌

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綺麗な場所だけでなくてごちゃごちゃとしている光景を見た方がシャッターを切りたくなります。この写真は台湾で撮った写真の中でも非常に良いなと思える写真のうちの1枚。混沌の中に見える台湾の姿。僕にとっての台湾は綺麗な場所だけじゃないし、むしろこっちの方が台湾らしいと思います。

 

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