2018年に入り、寒さも厳しくなってきました。
日本の冬もいよいよ本番。
この冬の季節、外へ出るのも億劫だと思いますが、今回、冬に行くべき場所へと旅をしてきました。
そこは、「飛騨高山」
行くのは今回が初めて。
今まで持っていた印象としては、田舎、ふるさと、大雪、君の名は。
….そのぐらい。
それ以外はあまり思いつかない、と言うよりあまり興味を持ったことがこれまでありませんでした。
住んでいる人や、大好きな人には申し訳ないですが、そんな感じです。
正直生きていく上で、行かなくてもいい場所と思っていました。(言い過ぎかも)
今回行こうと思ったのは、友人に勧められたからでした。
「高山って、行ったことある?考える人くん、きっと好きだよ。」
「そうなの?行ったことないなぁ。(でもあまり興味ないけど..)うーん。」
「行ってみたほうがいいよ、あそこは絶対間違いないって!最高の場所だよ。」
「そうなの?(仕方がない、気が乗らないけどそこまで言うなら。)じゃあ、行くか…」
というような流れで、年明けの連休で時間があったので、今回旅をしに行ったわけです。
期待も何も持たずに、ただ友人の言葉だけで。
時間があったから行った、というだけのことです。
行って、歩いて、写真を撮って、地域のものを食べて。
…あれ?
なんだこの感じ?全然思ったのと違う。
…あれ?
え、最高じゃないか。
風景を見ているだけで楽しいし、写真を撮ったら止まらなくなる、料理も絶品。
外国人観光客もめちゃめちゃ多いし、町には Free Wi-Fi がある。町全体として、建物、景色を残そうと努力しているのが伝わってくる。
凍えるような寒さにも趣を感じられるようになる。
正直言って、ここ数年行った日本のどこの都市よりも良い場所。
歩くだけで楽しくて、これほど写真を撮りたい気持ちが強くなる場所はなかなかありません。
あんなにマイナスイメージを持っていた自分がバカらしく思えてきました。
雰囲気ある街というと、京都や金沢などがありますが、僕の中ではそれらを越える魅力を感じました。
感じ方は人それぞれ、この考えには賛否あるとは思いますが、高山って素晴らしいなぁと思う人は多いはずです。行ったことがない人は、すぐに行くべき場所です。
昨年の台湾旅に引き続き、魅力を少しでも伝えるべく、写真として紹介していきます。
この記事では、何百枚とある写真の中から、ほんの少しだけ。
後日また、多くの写真を紹介します。
今回の写真は全てレタッチなし、 jpeg 撮って出しです。偽りなし、カメラが撮ったままの、FUJIFILMそのものの写真です。
世界遺産「白川郷」

展望台からの眺め。
上から見ると、本当に合掌の形をした屋根なんだなと改めて感じます。
日が落ちて暗くなってくると家々が明かりを灯し、それがまた良い雰囲気です。
夜と夕方のちょうど間の時間。そのぐらいの時間が僕にとっては一番の時間だと思いました。
マイナスの寒さの中、じっとこの場所で集落を眺めていました。
同じ場所からじっとカメラを構えている写真家も多くいました。
ブルブルと震えます。何時間待ってでも収めたい風景がありました。
合掌

誰しも教科書や写真で見たことがある、この形の家を間近で見ると、意外と大きくて迫力があります。
窓の形や、数が違っていたり、よく見るとそれぞれ少しずつ違っていたりして、写真を撮るのも面白いです。
泊まることができる家や、実際に人が住んでいる家も多いのには驚きでした。
この集落の人たちの努力で世界遺産が守られている、そしてこれから先もずっとこの風景を残してもらいたいと思います。
この地域の方々ありがとう。
風景

やはり寒いです。
しかし、冬のこの透き通った空気と、時より見せる青空が非常に綺麗です。
春夏秋冬どの季節に来ても、楽しいのかなと思いました。
個人的にはゴールデンウィークあたりの緑の綺麗な季節にもう一回同じ場所で撮影してみたいと感じます。
左側に手前の木が入り、いい感じの構図になりました。
ぶらり旅

高山を歩きます。
建物が昔のまま残されていて、城下町の風情があります。
この街並みは江戸時代の初期に作られたそうです。
金沢の東茶屋街、京都の祇園あたりのような雰囲気。飛騨牛の店の多さには驚きます。
どこを撮っても、撮影がそれほど上手じゃなくても良い感じの画になるのが良いですね。
お酒も有名

このあたりには酒屋さん、酒蔵が多くありました。
自然が豊かで、水、空気が綺麗だからですね。
試飲もありますが、車の運転が控えていたのでお酒は飲みません。
その代わり夜に、贅沢な飛騨牛と、地元の食材で乾杯…!
T o u r i s t

外国人がものすごく多いです。
聞くと、外国で「日本の行きたい都市」というような特集でここ最近ずっと上位にランクインしているようです。
香港では 1位 にもなっているみたいです。
人力車が走っていたり、着物を着れたり、日本らしさが感じられます。
東京からもアクセスしやすいようで、外国人に薦めるなら迷わず高山ですね。
早起きして向かう

高山市の魅力の1つ、朝市です。
朝早くから川沿いで店が多く開かれているので歩いてみました。
ものすごく寒いですが、暖かい食べ物でほっこり。
僕はこのような地域独特の市場のようなのが大好き。歩いては立ち止まって、店の人と話をして。最高の朝ですね。
台湾の夜市も良いし、日本の朝市も良い。
滞在期間中は毎日行っちゃっていました。
空 × 看板

飛騨高山の空。最終日も快晴。
町のどこを見てもおしゃれがあります。
例えばこの看板。いい雰囲気です。
ちょっとアメリカの道路を思わせるような感じです。
青空と看板とこの構図で、個人的にすごく好きな写真。振り返ると、何気なく撮った写真も味があって良いものが多いです。
気持ち
飛騨高山、いかがでしたか?
今回は旅から帰ってきてすぐに飛騨高山を伝えたくて、急いで8枚だけ載せてみたので完全には伝わらないかもしれません。
ですから、この記事はプロローグということにしました。
僕の熱い思いが冷めないうちに、残りの写真を載せていこうと思います。
きっともっと伝わると思います。(次の写真が本気です)
まだまだメラメラと燃えていますよ。
友人を信じて飛騨高山に行って本当に良かったと思いました。
かかった費用以上のものが得られた旅でした。
ちなみに今回の撮影カメラは
撮影カメラ:FUJIFILM X-Pro1
撮影レンズ:FUJIFILM XF23mmF2
X-Pro1 もまだまだ現役ですよ。
旅は荷物を減らしたいもの。レンズはこの単焦点1本だけです。
付けっぱなしで全てを撮ります。
【続く】