先日の飛騨高山の写真【プロローグ】に引き続き、本編です。
今日は、撮ってきた写真を、これでもか!と公開していきます。
前回の記事では、撮ったままの形で写真をアップしていますが、今回は Lightroom によってレタッチをしてあります。
いつかも書いた通り、自分が目で見て感動を受けて撮った写真を、撮って出しのままだとその感動が伝わらないかもしれない。
「見た感動のまま人に見せると言う点では、やはりレタッチして自分が見たまま色(記憶色)に近づける必要がある」と考えて、レタッチをしています。
だから、大げさな現像をするのではなく、あくまでも自分の記憶の色を意識してレタッチを行っています。
レタッチの時に参考にしているのはこの本。
僕の中でバイブル的存在の本で、もう何回も読んでいます。
写真を見て、僕が心を動かされた飛騨高山の風景が少しでも伝わればいいかなと思っています。
圧巻の風景
白川郷には夕方に行き、日が暮れるまでカメラを構えていました。
なんと言っても、世界遺産。
展望台から見下ろす風景は言葉で表すのが難しいほどのものでした。
時間の経過とともに。
夜になるに連れて空の色がいい感じに。
雪もそれほどでなく天気が良かった!とは言ってもマイナスの世界。
やはりここの冬は甘く見てはいけません。
カメラを構えて夜まで撮り続ける人がたくさん。
暗闇に佇む三角屋根と、光る窓。
これこそが、白川郷です。
感動すら覚えるこの夜の景色でした。
昼の白川郷も
翌日、日中にも行ってみました。
この日は集落を歩いてみることに。
自然によって作られたのか、それとも人工的に作ったのか。
どちらにせよ、綺麗なアート作品のよう。
太陽の光でキラキラ光っています。
寒さは厳しいものの、空は快晴。
気持ちが良い!
木々の間から差し込む太陽は本当に好き。
絞って絞って、光条がくっきり写った写真を晴れの日には必ず撮るように心がけています。
この雪だと毎日雪かきが大変でしょう。
つららもものすごい。
下を歩く時は注意が必要です。本気で刺さってしまいますよ。
田んぼに写った合掌造り。
時代を感じる家
有名な「和田家」
非常に歴史がある家なのだと感じられます。
一階のふすまから二階の屋根裏に至るまで、隅から隅まで見て回りました。
この家の方が、白川郷を観光地、そして世界遺産になるように注力した偉大だ和田さんだそう。
やはり時代に名前を残すということはすごいことだし、そういう人に憧れます。
(簡単なことではないけど。)
壁、そして壁
飛騨高山の町で印象的だったのが「壁」
なぜ壁を撮るか。と思われるかもしれませんが、この場所には特徴的な模様や壁が多くあって、非常にワクワクさせられるのです。
木で造られた、昔からその場所にあるような、歴史を感じる壁。
今のこの時代に見てもおしゃれだなと思う模様。
そんな壁を見るたびにシャッターを切り、記録していました。
壁そしてまた壁 。
良いものばかりだなぁ…
おしゃれ空間
極寒の地を歩いている時に目に留まった、コーヒーショップ。
その名も「TRAVELLER coffee house」
まさしく自分のその状況。旅をしている人を迎えてくれる店。
中には外国からのトラベラーが多く集まっていました。
インターナショナルな交流が好きな僕にとって、楽しい場所でした。
コーヒーショップというけれどお茶も美味しいらしい。
ハンドプレスで入れてくれるコーヒーは温度も適温、味もしっかりとした深みがあって美味しかった!
店員さんのトークも面白かったです。
シンプルで暖かい空間が気に入り、旅の期間中2回も訪れました。
街歩きをしてみる
白川郷よりも何よりも、メインの目的はこの街並を歩くこと。
これこそが他人から勧められた一番の見所です。
変に力を入れる写真というよりは、素の部分を写していこうと思って撮っています。
宮川朝市
早起きして朝市に向かいます。
日中でも寒いのに朝だとどれだけ寒いのかな、と思って行きました。
が、実際、想像を超える寒さでしたよ。
晴れてくるといい感じに。
写真から空気の綺麗さが伝わってきます。
みんな優しい人ばかり。
タイムスリップ
街並みから建物まで、全てが時代を遡ってしまったみたい。
なかなか経験できないような風景です。
高山に行って一番感動したのが、やはりこの歴史的な街並でした。
飛騨牛の炙りを食べながら。
留まっている自転車を撮るのも好き。
気づいたら自転車と壁でいっぱいです。
これほどまでに写真を撮っていて面白いと感じられる場所もなかなか見つからないと思います。
どの道を歩いても趣がある。
京都よりも金沢よりも、好きな場所になりました。
どの時代からあったかと思うほどの建物やお店が並んでいます。
次に行く時は歴史を勉強していくべきですね。
雪が降ってきたり止んだり。
寒くなると、暖かいものを食べられる店が多くあって助かりました。
この場所に着物が映える。
そしてまた歩き続ける
合計何キロ歩いたかわからないほど歩きました。
雪が降ったり、晴れたり。山の天気はすぐ変化します。
道に置かれたただのダンボールも、見方、取り方によってはアートになるのでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。
少しでも僕が感じた飛騨高山を、みなさんにも届けられたら幸いです。
写真を撮って載せている人の中に、他の人が特に気にも留めない被写体を、いかにも何気なく撮ったような写真でも、味が出ている写真ってありますよね。
気取らない、雰囲気のある写真。
何枚か見ているとなんだかよく分からないけど良いなと思う感覚。
それは多分その人らしさが出ている写真だからだと思うんです。そして独自の視点。
一枚の写真だけでなく写真集団として見た時の、写真全体から滲み出るその人らしさ。
そういうものを見て僕は自分らしさとは何かと考えて、写真と向きあうようにしています。それが僕の目標とするスタンスですね。
(まだ曖昧だけど、いつかそうなることを目指して)
合計3日間、飛騨高山の自然や街を歩き続けました。
普段どこへ行く時も車を使ってしまい、歩く時と言ったら旅をしている時か、写真を撮る時だけ。便利な世の中だけれど、それと同時に失ってしまっていることもあると思います。
歩いている時に考えて発見できることは貴重です。
定期的に歩く機会である旅、さらには写真を撮る旅というのを作っていきたいと思っています。
今回は文章を少なめにして写真を多めにしてみました。
僕の拙い文章力で伝えるよりかは、写真の方が伝わると思っているからです。
旅で写真を撮り、ブログに載せて、自分の写真を振り返る機会にもしていけたらいいと思っています。