先日ついに手に入れたLeica mini 2。
見た目や雰囲気ももちろん重要ですが、写真を撮ってみないと良さはわかりませんよね。
試し撮りをして、すぐに確認をしたいところですが、フィルムなのでそれはできません。とりあえず24枚撮りのフィルム2本分を撮ってみました。
中古での購入で、インターネットで検索しても使い方がなかなかヒットせず、使い方もいまいち分からない部分がある中、試行錯誤して撮ってきました。
使用フィルム
FUJIFILM カラーネガフイルム フジカラー SUPERIA X-TRA 400 24枚撮り素朴な色合い
一言で良くも悪くも「素朴」という言葉しか見つかりません。
これらは印象的に仕上げるのではなく、素材の味をそのままに残した写真になりました。
空の青
雲がほとんど無い快晴の日、飛行機雲がクロスしてできていました。昼過ぎで夕方前の特有の、穏やかと言うべきか、ノスタルジックと言うべきかそんな空の色が表現されています。
周辺減光もやや目立ちますが、デジタルのように補正なども一切しません。それも味、愛嬌さえ感じられるようになるかもしれません。
桜が咲く前の桜の木。
こう見ると複雑な構造で、見れば見るほど美しい木の枝です。
この日の空も良い色が出ています。
このカメラで撮った写真の空の色というのは、良いのかは見る人次第ですが僕個人的にはとても好きな色です。
シャープに
くっきり、綺麗に写りました。
このように写ってくれました。構造物を撮るのにも良いカメラかもしれません。
雰囲気が伝わる
饅頭屋さんの煙突から煙がボーっと出ています。
煙の白と、建物の黒のコントラストが良い。
フィルム全般に言えると思いますが、きちっと写すデジタルとは違って空気の感じまで出してくれますよね。
温泉街で撮った写真なんて特にそれを感じられて、そこへ行った時の情景が蘇ってきます。なんだか幸せな気分になるような感じ。少し感動してしまいました。
温泉街で撮るスナップとフィルムの相性はバッチリでした。
さらにクラシック
誰がデザインして描いた絵でしょうか。遊び心のある建物です。
古くからある商店街と、その付近で撮った写真です。レトロな建物やデザインがこのライカによって、一層クラシックさを増しました。
何気なく撮る写真にも味が出てしまうような気がします。
面白いカメラです。
光
失敗したような写真もよく見ればそんなに悪くないなと思えてきました。
フィルムならではのことでしょうか。
少し山の方に行くと雪がまだ残っていました。
天気の良い日に小川に太陽が反射してキラキラしています。
ライカではもっと太陽の光を撮ってみようと思います。
持ち歩きたくなるカメラ
これらの写真。良い雰囲気が伝わってきますね。
誇張することなく、そのものの良さを残しながら、それと同時にその時の空気感まで収めてくれるカメラ、という僕の中の結論に至りました。
まさに撮っていて面白いカメラ、積極的に持ち出したくなるカメラですね。
フィルムだから当然フィルム代、現像代といったランニングコストがかかります。
24枚撮りを使用する僕の場合、3本で1000円ちょっとのフィルムを購入しています。
毎日ポケットかバッグに入れて持ち歩き、気になったものはさっと撮影します。
月に2本、48枚分を使用し、現像代が2本で約600円。
1日あたり1.2枚という感じですが、デジタルも併用するので十分です。
これだと1ヶ月に約1300円という計算で、デジタルに比べると少しは高いものの、日々の空気感まで残してくれるカメラと思うとそれほど高価なものではないかもしれません。
この感じならフィルムにお金がかかるからと撮ることに躊躇せず、積極的に持ち歩きやすいですね。
最後に
今回は新しく購入した Leica mini 2 の写真をあげてみました。
やはり不慣れなのもあって苦労しての撮影。なんとか撮ってみたのはいいものの、思った通りに撮れず。
といった写真が多くあり、もっとLeica の経験を積まなきゃと思っています。
Leica ユーザーからは本物の Leica ではないと笑われるような Leica ですが、僕はこのミニマルな Leica をこれからも使用していきたいと思います。
ライカ × モノクロも FUJIFILM の 『ACROS』 で試してみたいと思っています。
どんどんこのカメラで写真を撮って、載せていくので楽しみにお待ちください。