今日の朝、屋久島旅行の準備をする妻から
「ねーねー、この他に何か持っていった方がいいものあるかな?」と聞かれました。
僕は迷わずこう答えました。写ルンですを2個買って持っていくといいよ!
「へー、最近写ルンです最近人気だもんね。いい考えだね、でもなんで2個なの?」
それは2個ないとダメだからさ。写ルンですは、2個で1個だよ!!
「えー?、全然わかんない。どういうことか教えてよ〜」
僕はその理由を説明しました。じっくりと熱く、時間をかけて…。すると、
「なるほど。なんとなく分かった気がする!あなたの写真に対する気持ちも少し理解できたかも〜」
「じゃあ、行く時に写ルンです2個買って行こっかな。写真期待しててね〜」
おお。楽しんできてね!気をつけて行ってきてよ。
…こうしてまた一人、納得させることができました。僕の考え方。これだけでも今日1日があって良かったと感じられます。
ではその理由。
なぜ1個ではなく2個の写ルンですを持って旅行に行くのか。簡単に説明したいと思います。(個人的な考えです)
ちなみに妻のカメラ歴はというと、ちょっと前まではRICHOのコンデジ「CX3」を使用していて、最近は写真といえば iphoneで撮影するぐらいのレベルです。
そのようなレベルの人にも、デジカメを使っていて時々フィルムの写ルンですを使う人にも、同じように旅行には写ルンですを2個持っていくことをオススメします。
写ルンです2個というのは、1個は風景用、1個はスナップ用として使い分けて欲しいからです。
27枚撮りのものでもいいし、39枚撮りでもいい。両方とも同じ枚数のものを用意してください。2個買っても1000円~2000円ぐらいです。
なぜ使い分ける必要があるかというと、1個だけだと風景だけが多くなったり、スナップだけが多くなったり撮った写真の割合のバランスが悪くなります。後で現像して見返した時にもの足りなく、もっとスナップ写真撮れば良かったなどと思うからです。同じ割合で風景とスナップを撮ってほしいのです。
僕も実際にその経験がよくあります。撮った時の情熱で、後で見返すと、あれ?撮った写ってこんなに少なかったっけ?と思うことが多々。
フィルムのカメラは現像するまで中身が見れないので、どの風景を何枚ぐらい撮ったかもわかりませんし、もちろん出来栄えも見ることができません。
旅行というのは、風景が素晴らしい場所にも行くでしょうし、住んでいる場所とは違った雰囲気の町も歩くでしょう。
おそらく普段それほど頻繁に写真を撮らない人は、旅行に行った時、風景の写真ばかり撮ろうとするような気がします。妻も、友人もそうです。
2個持っていくことによって、風景だけでなく、同じぐらい多くスナップ写真を撮ってほしいという思いを込めています。
風景はgoogleなどで検索すると綺麗な写真が山ほど出てきます。自分らしさは出しづらいし、腕によって写真の良し悪しが大きく分かれます。良いと思うポイントはほとんどみんな良いと思うものです。
スナップ写真は、その瞬間を切り取る写真なので、二度とは撮れない写真であって、たとえピントが外れてもそれが味となり、自分の個性としてどの写真も思い出として残ります。人によって撮りたいポイントも違うのです。そのことを大事にしてほしいと思っているのです。
僕は旅行で風景だけでなくこのような、旅行に行ってきたんだぞ!と強く主張するような写真を風景と同じぐらいの割合で撮ってほしいし見たいのです。
このようなことから旅行には2個の写ルンですを持って行ってほしいと言っています。
さらにスペック的なことをいうと、写ルンですは、固定でF10、1/140秒のシャッタースピード、1m~無限遠までピントが合うようにできています。
これだけ小型で、このスペックはスナップに適したというしかありません。
写ルンですは手頃な価格なので買いやすいですし、コンパクトにできているので、1個だろうが2個だろうが旅行にそれほどの違いはありませんよ。
ポケットに2個突っ込んで、自分が感じたもの、見たものをばんばん撮っていきましょう。
さあ、これから旅行に行くみなさんは2個の写ルンですを持って行ってはいかがですか?