カメラ

若者よ、スナップ写真を撮ろう!スナップ写真のすすめ

スナップ写真。
このブログでも度々登場する言葉ですが、その意味について考えたことはありますか?なんとなく思い描くスナップ写真像は頭にあると思いますが、その正確な意味を知らない人も多いと思います。

正直なところ、定義など堅いことなんて気にしなくてもいいですが、僕が写真分野で一番好きなのが、スナップ写真ですから、今日はそのことについて説明しておきます。

スナップとは?

snapは英語で「(機会などに)飛びつく」という意味があります。英語ではsnap a photo などというように使い、その意味の通り飛びつくような撮影です。
言い換えれば、目の前の光景や、出来事、人物を一瞬のうちに素早く撮る方法です。決定的瞬間を撮るのです。

それと対称的に風景写真があります。動きがある風景写真はスナップとも言うことができますが、多くは動きが無い写真かと思います。
つまり、スナップ写真とは動きがあってこその写真で、動きが無ければ、たとえ街角で撮影してもそれは街角風景写真となるのです。

スナップをオススメする

以前も軽く触れたことがありますが、僕が考えるスナップ写真の良いところは2点あります。

1つ目は、個性が出るところ。風景だけの写真なら、人が良いと思った場所の多くは、自分も良いと思うような場所ですよね。
例えば富士山に行ったら、構図やアングルは若干違っても誰が撮っても富士山は富士山です。人によってそれほど大きな違いは出ないのではないでしょうか。

スナップ写真は、人でも動物でも水でも二度とはないような偶然を撮るので、その写真には自分だけの物の見方、感じ方が出やすいです。同じように撮影しようとしてもなかなか撮るのは難しい個性的な写真が生まれます。

2つ目は、何よりも楽しいところ。
スナップ写真は楽しいんです。気軽に撮影して、それがぶれていようが、ピントの位置がちょっとずれていようが気にしないで全部オーケーです。少しぐらいそのような失敗があっても全部味です。味のあるスナップ写真です。

カチッと撮る風景写真と違って楽な気持ちですよね?ゆるーく撮影し、歩きながら何枚も何枚も撮るといいでしょう。撮影する喜び、楽しさを感じることができます。

考えるのではなく感じるもの

一体何を撮ればいいの?と思うかもしれないですが、撮る目的のものなどありません。感じたことを写真として表現しましょう。

鳥が鳴いている写真だっていい。人が並んで歩いている写真だっていい。自分が面白いと思ったら立派なスナップ写真です。人に何を言われようが気にしない。とにかく感じたものを撮ってみましょう
テーマも何も必要ありません。スナップ写真を自体がテーマなのですから。

カメラを持って街に出よう

大事なのはどこへ行くにもカメラを持って行くことです。カメラがあるからこそ一瞬を切り取ることができます。

まずはカメラを持って自分が住んでいる街に出てみましょう。思うがままに歩いて、歩いて。そして感じたことを写真に撮りましょう。
今まで感じなかった自分が住んでいる街の良さにもきっと気づきます。

最後に

スナップ写真は誰でも気軽に撮ることができる写真です。フルサイズのカメラだろうが、ミラーレスだろうが、写ルンですだろうが、iPhoneだろうが、どんなカメラでも撮れます。

僕は最高にスナップ写真に適していると考える、FUJIFILMのカメラで撮影しています。
画質もある程度は重要ですが、自分の個性を出したら勝ちです。自分らしい写真。それを見つけていきましょう。

すべてを含めて、僕はぜひ若者にスナップ写真を撮ってほしいのです。
さあ、みなさん。風景写真だけが写真ではありません。自分の世界観をスナップ写真で表現してみてはいかがですか?きっと世界が広がりますよ。

全員フィルムカメラを買おう。あえてフィルムカメラを使って写真を撮る理由フィルムカメラを使う人が最近だんだんと増えてきたような気がします。 ぶらぶらと道を歩いていると、首からカメラを提げた若者が何やら真...

 

森山大道 路上スナップのススメ (光文社新書)

森山大道 路上スナップのススメ (光文社新書)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です