今からちょうど1週間前の9月7日にFUJIFILMから正式にアナウンスされました。
待ちに待ったFUJIFILMの新機種 X-E3 が 9月28日(木)に発売です。
噂には聞いていて、出ることは前からなんとなくわかってはいたものの、正直Eシリーズから出るのはびっくりです。
Eシリーズは初代 X-E1が2012年11月、二代目 X-E2が2013年11月に発売されました。
その期間ちょうど1年。
統計的に見てもFUJIFILMのシリーズは等期間で新機種が発売されていくことが多いので、ゆうに1年以上過ぎた今、X-E3はもう無いのではないか。もうEシリーズは廃番になるのではないかと世間では言われてましたし、僕もそう思っていました。
しかし、その予想を覆してX-E3の発売です。しかもスペックを大幅に上げての登場です。
スペックについては後ほど詳しく触れていきます。
下克上もしくは背水の陣とでも言うべきでしょうか。
とにかく、FUJIFILMの中ではすごいことが起こっているということです。
この X-E3 の発売でXシリーズユーザーがさらに増えていくと思うし、さらなる活性化が図られると思います。
そういった僕の感想と期待を込めて詳しくX-E3を見ていきましょう。
価格
最安値は価格.comにて、ボディのみで111,284円。レンズキットで150,164円です。
これを高いとみるか、安いとみるか。
機能面を見たら自分なりの答えが出るかもしれません。
レンズキットのレンズ
XF18-55 F2.8-4 R LM OIS がキットレンズとして付いています。
いわゆる標準域ズームレンズで評判もそこそこあるこのレンズ。
レンズ単体で買うと安くとも5万数千円するのでお得感はもちろんあります。
Xシリーズ最小、最軽量
バッテリー含めて重量がわずか337g!
「そっと被写体に近づき、シャッターを切る。写真の原点に近づくカメラ」と言われています。これも軽さあってのこと。軽さは重要ですね。
全シリーズと比較しても小型、軽量化していることが分かります。
・X-E2 129 × 74.9 × 37.2mm 350g
・X-E3 121.3 × 73.9 × 42.7mm 337g
デザインが似た、X-Pro2と比較すると、感覚的に大きさはひと回り小さく、100g以上軽量なことになります。 100gの差は本当に大きく感じます。
フォーカスレバー
これまでの十字キーではなく、X-Pro2、X-T2と同じようにフォーカスレバーがついています。使ってみるととても便利なレバーです。
これにより瞬時に直感的なAFポイントの調整ができるようになりました。
タッチパネル
タッチパネルが搭載され、タッチAFやタッチショットができるようになりました。
さらにタッチファンクションという、 左右にフリックすると事前に割り当てた機能が呼び出せる操作も新しくできます。
超高画質
2430万画素の「X-Trans CMOS III」センサーと、画像処理エンジン「X-Processor Pro」の組み合わせで、最高級の画質を作り出しています。
難しいことはさておいて、X-Pro2や、X-T2にも匹敵する、とにかくびっくりするような高画質のカメラということです。
・X-E2 1630万画素
・X-E3 2430万画素
画素数だけでは判断しきれないところはありますが確実に、高性能になっているということです。
Bluetooth対応
Xシリーズでは初で、「FUJIFILM Camera Remote」というアプリを使用して撮影した写真をすぐに端末に送信することができます。
これも非常に便利で、旅先でSDカードを介さずにタブレットに送信してレタッチ→アップという流れができます。SNSにもすぐにあげられますよ。
ACROS
ユーザーから絶賛されているモノクロ写真の「ACROS」というフィルムシミュレーションが搭載されています。
普通のモノクロとは一線を画するような、引き締まった黒を表現できるような写真が撮れます。このACROSが入っているFUJIFILMのカメラは一流のカメラ、という僕なりの偏見があります。
さらにお得
このX-E3を購入後、応募をすることで先着1000名に ARTISAN & ARTIST(アルティザン・アンド・アーティスト)のコラボのカメラポーチをプレゼントするキャンペーンをやっています。
先着なので早ければ確実にもらえます。
コンパクトが売りのこのカメラを持ち運ぶにぴったりな特別仕様で作られています。キットのレンズを装着したまま収納できるぴったりのサイズです。
僕が見た率直な感想は、結構いい作りで高級感がある、ということです。
おしゃれだし、このぐらいの大きさのカメラポーチはなかなか無いので欲しいと思いました。
すぐ無くなりそうな気がしています。買うなら早く買って応募したいですよね。
Xシリーズでの立ち位置
以前の記事でこんなことを書きました。
・俊足巧打の1番打者 X100F
・機動性もあり堅実に仕事ができる2番打者 X-E2
・左右広角万能に打てるチームの主軸 X-T2
・一発があり一番怖い打者4番の X-Pro2
正直大きさは確かに小さかったけど、レンズ一体型のX100Fの機動性には敵わない。さらに画質面では良いことは良いけど、なんだか中途半端というのがユーザーの意見です。
それがX-E3になったらどうか?それは単なる2番打者ではなくなるかもしれません。
小型路線をさらに進め、画質は最上級のフラッグシップに迫る勢いです。
技術を盛り込んだFUJIFILMの最新機種です。
そうなるとコンセプトの軽量、高画質が活かされて多くの愛用者が出てくる気がします。
またも野球の打者で例えると、
走攻守三拍子揃ったルーキーの5番打者ですね。
こんな人に
X-E3はそのコンセプトの通り小型なデザインです。
スタイリッシュに持ち運びたい人や、日々の日常を高画質で写したい人にはもってこいのカメラかと思います。
さらにX-EシリーズはX-Proシリーズの小型版のようなデザインで、OVFをなくした必要
最小限の機能です。X-Proの画質は好きだけど、その大きさや使い勝手が気になる人にはこのX−E3は確実に満足できるかなと感じます。
またX−E2と比較すると見た目を除いて、全く別物と言ってもいいほどの出来栄えになりました。X-E2からの機種変更もワクワクするような部分が多くあるのではないでしょうか。
「写真を愛するすべての人が決定的瞬間を最高の画質で残せる」とFUJIFILMの会長が言ったように、誰でも満足して使えるような作りになっています。
最後に
X-E3、発売が本当に楽しみですね。
僕は今のところ予算面で買うまでには至らない気はしていますが、実機を直接手で触れてみてもしかすると、9月28日にカードを切っている自分がいるかもしれません。
とにかく魅力が詰まったカメラということです。
追記
実際に発売日に見に行ったのですが、買いませんでした。
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