UNIQLO「シームレスダウン」の CMで、ダウンを着て、ニット帽をかぶり、カメラを持つ男性。
誰が見ても高級そうなカメラで、歩きながら写真を撮っています。
全身黒ずくめで、スタイリッシュな様子からは、なにやらただならぬ雰囲気を感じますね。
CMを見て、この男性が誰だ?と気になった人は多いと思います。
僕自身もこのCMを初めて見た時に、「なにこの人?かっこいいじゃん!」と思いました。
調べてみると、この人は YOUNG JUN KOO という写真家だということが分かりました。今日は気になった一人の男性について詳しく書いていきます。
YOUNG JUN KOOとは?
韓国出身の photographer です。
有名ではあるようですが、残念ながらwikipedia にも載っておらず情報はあまり公表されていません。しかし、Facebook、Instagram など様々なところから得た情報によると、韓国第三の都市、大邱(テグ)の出身です。
年齢はおそらく20 – 30代。その他の情報はなにも公開していませんでした。
いかにもストリートって感じながら、モードな雰囲気も出しています。
引用:http://www.styledumonde.com/2013/10/paris-fw-ss2014-youngjun-koo-2/
写真スタイル
彼のオリジナルサイト「I AM KOO」というのがあります。内容を見てみると、非常にシンプルでデザイン性溢れるページです。
そのサイトに、1000枚以上の撮った写真が多く載せられていて、彼のスタイルがうかがえます。
写真はというと、世界各地で人物を撮るもの(ポートレート)だったり、いろんなブランドの服を着た人を撮るもの(ファッション)、デザインを撮るもの(アート)、街で気になった風景を撮る(ストリートスナップ)があります。
その中でもファッションポートレートがメインのようです。
というより、ファッション専門の写真家で、たまに撮った他の写真も載せる時があるという感じでしょう。
彼の作風は一言で言うなら独創的です。次でも紹介するように、日本人には無いような感性を持った人なのかなと感じます。
彼の写真
I AM KOO というサイトから気になった写真を数枚ピックアップしてみました。
よりクールに
あのカニエ・ウエストですね。世界各地の有名人の写真をたくさん撮っています。
おそらくadidas とのコラボの撮影。
独創的な視点から
焼きそばを食べながらの撮影とは誰が思いつくでしょうか。
どういう意味があるかは謎です。
スナップで
これらの写真もジャンルを決めるならファッションスナップ。良い一瞬を写しています。
日本でも
日本でもよく撮影しているし、日本人もよく撮っているようです。
最後の写真は、もはやよく分かりませんね。
写真引用:http://iamkoo.com/
気になるのはカメラ
サイトの写真は、見るとフィルムカメラで撮影している写真も多くあります。フィルムらしい雰囲気や、粒子感も感じられます。
しかし、CMでのカメラは違います。
このカメラはおそらく Nikon の D5 です。特徴は常用感度102400、さらには超高画質など、簡単には語れない魅力が詰まったカメラで、Nikon が誇るプロモデルとも言えるでしょう。
僕が少し前から密かに憧れを抱いているカメラですが、その価格から候補にも上がらないほどです。(気になる方はどうぞ。)
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5シームレスダウン
オールブラックの服にシームレスダウンを羽織る仕草が非常にかっこよく、一度このダウンを着てみたくなります。
しかし、カメラを構え歩いて、撮影してというYOUNG JUN KOO の振る舞いがかっこよすぎて、ダウンのCMなのか、それともカメラのCMなのか分からなくなります。
ただダウンにも少しだけ触れておくと、12000円というユニクロの商品としては高価、ダウンにしては破格の値段で、デザインもシンプルなので優れた商品なのかと思っています。どれほど暖かくて、軽いかは分かりませんが。
今現在ダウンを買おう!と思っている人にとっては良いものですね。
(正直僕は昨年このダウンを買ってとても気に入って使用しているので、他のダウンは安くても必要ありません。)
(デュベティカ) DUVETICA メンズ ダウンジャケット DIONISIO-MATまとめ
CMを見て、この人はすごい人なのでは?と思っていろいろ調べてみましたが、調べれば調べるほど謎が多く、なおさら興味が湧いてきました。
どうやら結構有名な人なんだということがわかりました(ユニクロのCMに出てるくらいなのでそりゃ有名か…)
「写真はアートである」と言われますが、彼の作品を見るとアートと呼ばれるのも分かる気がしました。
ファッション写真家はブランドから依頼されて、いかにそのブランドの商品の魅力を引き出せるかが大切になるので、彼のように「少し不思議で謎はあるけれど、さらに興味、関心を持たせる」という点では最高の写真家なのではないかと思います。
ユニクロがこのような人材を、しかもCMで使用したのは大変良いことだと僕は考えています。