7月15日に発売になったブルータス8月号、
「台湾で見る、買う、食べる101のこと」が反響を呼んでいます。
以前書いた記事で表紙の写真の素晴らしさを語りました。
しかしながら、この表紙を見た日本人に、良くも悪くも話題にされています。
さらには日本在住台湾人、現地の台湾人にもというのです。
この、今話題殺到中の写真について詳しく知りたいと思ったので、さらに詳細までいろいろ調べてみて伝えていきたいと思います。
Contents
どこの写真なの?
台湾の南部、台南の國華街という場所。
台南でおそらく1番有名な観光地「赤崁楼」から少し歩くと行ける道です。
台南美食地図というものがあるくらい、食が有名で、美味しくて食事ができる店も多くあるという場所なのです。その道には飲食店が立ち並びます。
僕も何度も行ったことがありますが、その食べ物屋の多さに圧倒されました。そしてどの店に入っても料理が美味しくて感動したのを覚えています。
担仔麺、牛肉湯…味も思い出せる気が… 美味しかったなぁ。
誰が撮った写真なの?
これについては残念ながら、調べても分かりませんでした。
ただし、ブルータスの表紙ともなる写真は毎回一流の写真家が撮った写真なので、有名な人なのかと考えられます。(ページの中盤には篠山紀信さんの写真とかも)
奥ゆきの出し方、構図、色のバリエーション、人が歩く瞬間といい、どこをとっても完璧としか言えない写真なので、やはりそうなのでしょう。
反響とは?
もちろんこの写真が素晴らしい写真だと言う人はたくさんいます。
しかし反対に悪く言う人もいる。人それぞれ思うことがあるのでしょう。
この悪い方の意見とは、
「この写真が台湾を代表するの?もっとステキな台湾があるだろう」
というものや、
「街並みが汚くてこれが台湾だとは信じられない」
というものまで。
かなりの言われようです。
結局のところ
僕は何度も言いますが、
この写真は素晴らしい。本当に素晴らしいです。
本気でそう思っているので2回言いました。
素晴らしさは前の記事でも書きましたが、要約するとこの1枚で台湾そのものを存分に表しているということです。情報量が多すぎるほど表しています。
それなら台北101や九份などのもっと綺麗で華やかな観光地を表紙にすればいいと言うでしょうが、このブルータスの編集者がこの台南のとある商店街を表紙にしたのにはきっと目的があります。
あくまで推測にすぎませんが、本屋に溢れかえっている旅行雑誌の中の台湾という場所は旅行としての台湾。観光としての台湾。
このブルータスでは、そこからさらに一歩進んだ台湾を感じてもらいたいということを考えてるのだと思います。
タイトルにもある通り、見る、買う、食べる。
そのような目で見るだけでなく、踏み込んで台湾というものの本当の良さを感じてもらいたいという意図が込められていると思います。
この表紙を見て、もっと素敵な台湾があるだろうと思う人はぜひ台湾に行ってもらいたいです。
台湾に行ってそう言っている人は、台北だけではなく台南、高雄にまで足を伸ばしてもらいたいです。
そうすれば本当の台湾はこんなに素晴らしい場所なんだなと思う人もいるでしょうし、たとえきっと日本より汚いなぁと思う人がいても、これこそが台湾なんだという気持ちになれるはずです。
この写真の素晴らしさに気付いてもらえるはずです。
人はそれぞれの感性があり、それぞれの人の思う「台湾」があります。
そのイメージは様々でしょうが、この本を通してこんな台湾もある、こんな楽しみ方もあるということを知ってほしいと思います。
この本は確実に手に入れておくべき傑作の1冊です。