FUJIFILMのカメラを購入してからというもの、完全にハマってしまい、FUJIFILMのカメラ・レンズは良い!といつも書いています。
一度使用するとその魅力にハマってしまう人が多く、多くの人を惹きつけるメーカーです。
FUJIFILMのカメラを触ったり写真を見たりして、カメラが欲しい!または乗り換えたい!と思う人が多くいるのが事実。
そのような人がFUJIFILMを使う時に、良いところだけではなく悪いところも知っておけば後悔も無くなるし安心して購入できると思います。
今回は、僕が思うFUJIFILMのカメラやレンズについて注意するべきこと・知っておくべきことを6つ紹介します。
価格が高い
FUJIFILMのレンズは画質が良いし、色も綺麗と良く言われますが、価格が高いとも言われます。
ここでは同じAPS-CのセンサーサイズのCanon、Sonyと価格を比較してみます。
比較するのは3つの種類のレンズ。
・大三元レンズとも言われる 16-55mmF2.8
・標準から望遠までを1本でこなすズームレンズ 18-135mmF3.5-5.6
・やや望遠よりの単焦点レンズの 50mmF1.8(FUJIFILMはF2)
価格は全てメーカー希望小売価格(税抜)です。
レンズ | FUJIFILM | Canon | Sony |
---|---|---|---|
16-55mm F2.8 | 162000円 | 143000円 | 153000円 |
18-135mm F3.5-5.6 | 124000円 | 83000円 | 80000円 |
50mm F1.8 or F2 | 62000円 | 19500円 | 35000円 |
ここでは焦点距離とF値の同じようなレンズという点だけで比較したので、性能などは考えてはいませんが、やはりFUJIFILMのレンズが高いことが分かります。
ボディ本体も比較的高いです。フルサイズよりは安いにしても、価格の面では注意が必要です。
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR
こだわりが強い
こだわりが強いカメラが多い気がします。例えばX-ProシリーズやX-Tシリーズ。
X-Proシリーズにおいては見た目から個性的なカメラであることが分かります。長方形のボディ、端にあるファインダー。X-Pro2 までは液晶モニターが動かない仕様です。今の時代チルト液晶が主流なのでなかなか珍しい個性的なデザインです。
X-Tシリーズや他のシリーズでも言えることですが、クラシカルなデザインが目を引きます。これも今のデジタル時代になかなか見られないデザインを貫き通しているのが印象的。
このようにこだわりが強く個性的なスタイルでカメラ作りをしているので、普通の「みんなが持っているようなカメラ」という選択肢が少ないです。
フルサイズが無い
Sonyのカメラを筆頭に、2018年ぐらいからフルサイズミラーレスが非常に流行ってきました。ミラーレスと言ったらフルサイズとまで認識する人がいるぐらいです。
その中でFUJIFILMのカメラにはフルサイズがありません。APS-Cサイズに力を注いでいて、これからも開発は行われません。
カメラを始める人でよくあるのがAPS-Cで慣れてからフルサイズへのステップアップです。FUJIFILMではこの流れは出来ず、ずっとAPS-Cのカメラか、フルサイズより大きなセンサーサイズ、「中判サイズ」のカメラへのステップアップです。しかしこの中判サイズのカメラ、価格が非常に高い。どれくらい高いか気になる人は、リンクを載せておくのでそちらを確認ください。
もしも最終的にはフルサイズと思っている人はFUJIFILMではそれが出来ないことを覚えておいてください。
また、カメラマンなどでもFUJIFILMを使用する人いますが、やはりCanonやNikonのフルサイズの信頼感の方が高いのも事実です。
ですが、アマチュアや趣味で写真をやるぐらいならむしろAPS-Cぐらいのコンパクトなカメラの方が何かと良いなと僕は思っています。
ハマってしまうかも
ハマってしまうのも注意すべきです。
その理由としては、カメラのシリーズがはっきりと分かれていて対象が明確になっている点。メインのカメラを買ったのに、サブ用にぴったりのカメラがあるのでまた買ってしまいます。
そしてレンズの種類も多くて、同じレンズでもF値の違いでいくつか種類があったり、全く同じ焦点距離・F値なのにボケ味が違うフィルター搭載モデルがあったり、細かく焦点距離が分かれてレンズのラインナップがあり、いくつも欲しくなってしまいます。
ハマったらいくつもカメラやレンズが欲しくなって購入し、抜け出せなくなるのがFUJIFILMの注意すべき点です。
FUJIFILMの単焦点レンズ、全17種類の特徴とおすすめXFレンズ【完全版】
機能面がやや劣る
先述したこだわりが強いということに関連して、機能面がやや劣っていると感じます。こだわりが強いがゆえに機能は二の次なのかもしれません。
例えば X-Pro2 のモニターがチルトしない点や、X-Pro3に搭載予定の機能的に使いづらい半分だけ回転するモニター。しかも通常はモニターが隠れるような構造で、見ながら写真を撮ることができません。
他メーカーで、今では多くの搭載モデルがあるボディ内手振れ補正も X-H1 でやっと搭載されました。
このように上位機種でも機能よりも大事にしていることがあるのです。もし、いろんな機能があって、バリバリと使えて便利ばカメラを求めるなら他の方が良いかもしれません。
FUJIFILMは使いやすさよりも、設定をいじって、カメラを構えて、ファインダーを覗いて撮るといったカメラ本来の楽しみを感じさせてくれるメーカーなのです。
サイドパーティーレンズが少ない
純正のレンズは豊富ですが、他社製のサイドパーティーレンズがあまりありません。
他社製の好きな描写を求められないのと、安くレンズを購入することが出来ないのが残念と思う人がいるでしょう。
全くないわけではなく、ZEISSのレンズや、プラスα少し他社製があるのが現状です。
FUJIFILMの純正レンズが多いので、そこは良いとして、FUJIFILMにするとお金がかかるのは覚えておきましょう。
欠点を利点に
以上FUJIFILMのカメラやレンズが欲しい人に注意してほしいことを6つ紹介しました。
これだけ他メーカーと比べた時の欠点はありますが、それ以上の利点があるからファンが多いのはないでしょうか。
価格が高いけれど、その分描写が抜群
フルサイズが無いけどAPS-Cへの力の入れ方がすごい
こだわりが強い分、使っていていて満足
使いづらい分、1枚1枚撮るのが楽しい
このようにして見るとFUJIFILMってやはり良いメーカーです。
欠点がありますが。欠点が利点に変わるぐらい使い込んでいきたいですね。