FUJIFILMの単焦点レンズ群には非常に多くの種類があります。
多くのラインナップがあるので撮りたい画角でレンズを選ぶことができるのがFUJIFILMのカメラを選ぶ理由の1つです。
もちろん画質も良いのがFUJIFILMの特徴ではありますが、長く使っていると他のメーカーのレンズの描写も試したくなったりするものです。
今回紹介するのは、レンズでは知らない人はいないと言えるぐらいのブランド「カールツァイス」のミラーレス用のレンズ「Touit」です。
ZEISSレンズ、FUJIFILMのレンズとは一味違った非常に良いレンズでした。
FUJIFILMのお店でもオススメのレンズとして挙げているぐらいなので実力は確かです。
本記事では全3種類紹介していきます。
Carl Zeissとは
引用 : http://www.zeiss.co.jp/photo
1846年ドイツ人、カール・ツァイスが創立した会社。最初は顕微鏡から始まり、双眼鏡、眼鏡レンズ、測定機、カメラレンズなどを多岐にわたって開発をしています。
1896年に「プラナー」、1902年に「テッサー」、1929年に「ゾナー」、1932年に「コンタックス」、1969年に「プラナー」、さらには2013年にミラーレス用交換レンズ「Touit」を発売しています。
カールツァイス年表
1896年 プラナー
1902年 テッサー
1926年 ゾナー
1932年 コンタックス
1969年 プラナー
2013年 Touit
聞いたことのあるレンズばかりですよね。特にフィルムカメラをやる人にとってはおなじみ。
時間が経った今でも改良を重ね、評判のレンズとなっています。
FUJIFILMミラーレス用のレンズは2013年に発売されたTouitの3種類。
その3種類を1つずつ見ていきます。
Touit 2.8/12
カールツァイス ZEISS Touit 2.8/12 X-mount
・Distagon 8群11枚
・全長 86mm
・最大径 82mm
・重量 270g
・フィルター径 67mm
・価格 約92000円
・最短撮影距離 18cm
レンズに向かって広がるようなデザイン。
最も広角な純正の単勝点レンズが14mmなので、それよりも広角なレンズということになります。たった2mmの差ですが、広角側の2mmの差は非常に大きく感じます。
それでいてこの価格、軽さだから素晴らしいレンズですね。
Touit 1.8/32
カールツァイス ZEISS Touit 1.8/32 X-mount
・Planar 5群8枚
・全長 65mm
・最大径 65mm
・重量 210g
・フィルター径 52mm
・価格 約69000円
・最短撮影距離 37cm
コンパクトで軽量なレンズで、ゴム製のボディが近代的なデザイン。フードがやや長めでFUJIFILMの単焦点とは一線を画するような風貌です。
非常に色の乗りが良いと言われているレンズです。
Touit 2.8/50M
カールツァイス ZEISS Touit 2.8/50M X-mount
・Makro Planar 11群14枚
・全長 108mm
・最大径 75mm
・重量 290g
・フィルター径 52mm
・価格 約100000円
・最短撮影距離 15cm
等倍まで近寄れて撮影できるマクロレンズ。こちらもゴム製でFUJIFILM純正にはないデザインかと思います。
XF60mmF2.4とZEISS 2.8/50 Mを比較・解説
ZEISSレンズの特徴
引用 : http://www.zeiss.co.jp/photo
ZEISSのレンズはFUJIFILMや、他メーカーや同レベルのレンズと比較すると、小さく軽量です。
それでいて高画質なので、コンパクトな装備でいつでもどこでも高画質撮影が可能になるということです。
またデザイン賞を受賞するデザイン性が特徴です。
耐久性や描写力に定評があるレンズとも言えるかと思います。
その他特徴としては、T*コーティング呼ばれるカールツァイスの特有の加工がされています。その加工には3つの効果があります。
1 表面反射を抑える
→レンズの透過率が上がる
2 内面反射を抑える
→フレアやゴーストが低減される。多くの光がカメラに集まり再現性が上が高まる
3 色を揃える
→レンズを取り換えても発色が変わらないので、様々な画角でイメージ通りの写真を撮ることができる。
またこれらのレンズは9枚羽根を採用しています。同じようなタイプのFUJIFILMのレンズでは7枚羽根だったり9枚羽根だったりします。
9枚羽根の方が光芒の数が多く、円形に近いボケ味を出せます。好みはありますが、個人的には良いなと思うポイントです。
カールツァイスといえばマニュアルレンズというイメージですが、これらのミラーレス用レンズは全てオートフォーカス機能が搭載されています。
今では当たり前になったことですが、ZEISSをオートフォーカスで使用できるのは非常に良いなと思います。
ZEISSが目指す良いレンズとは
「人間の目で見ている自然な映像を写真の上でそのまま再現できること」
・歪みがない
・色滲みがない
・遠近感・立体感がある
もう1つ特徴としては、レンズを評価するための指標「MTF」を世界で初めて導入したのがカールツァイス。
MTFを意識してレンズを作っている。それはつまりレンズの解像力とコントラストのバランズが絶妙に良いということです。
レンズの個体差も少なく性能に自信があるレンズがカールツァイスのレンズなのです。
MTF曲線って何?読み方を解説【レンズ選びの基準が変わるかも】
どこで買うのがいい?

Zeissレンズ3種類ありますが、どこで購入するのが一番良いか考えてみました。
僕自身カメラやレンズを購入する場合、Amazon、楽天などの大手サービスが一番多いです。
その同じぐらい多いのがカメラのキタムラやマップカメラ、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどのカメラをメインで扱っている大手の販売店。
正直価格に関して言うと、どこもそこまでの違いはありません。Amazonが安いと言うイメージがありますが、カメラ用品は価格差はありません。
価格.comで最安値を調べてみると最上位には少しだけ安い業者が存在しています。そういうところで購入することはありません。
安いに越したことはないのですが、カメラやレンズは高価な買い物なので、安心をお金で買うと言ったイメージ。
実際に以前、価格.comの最安の店でカメラ本体を買い購入成立したにも関わらず、購入後に在庫なしでキャンセルになったことがありました。
全てとは言いませんが上位は転売の業者が多くいて、無在庫販売で良い思いをしなかった経験があるからです。
Amazonや楽天もそのような形態で販売されていることもあるので、しっかり内容を見ての購入が必要です。
今回のZeissのレンズに関して言うと、Amazonや楽天では在庫がありませんでした。
そこでおすすめなのが「カメラのキタムラ」です。
価格も安く安心のできるカメラ専門店で、最大5年保証もつけられるので迷ったらおすすめです。
全国どこにでもあるというのも良いですね。
Zeissレンズを購入するなら
カメラのキタムラが一番おすすめ
→安価で安心
最後に

ここまでFUJIFILM Xマウント用のZEISSレンズについてレンズの紹介と、特徴を中心に書いていきました。
これらのレンズは、拡大して見たときに純正レンズよりもしっかり描写している印象を受けました。
FUJIFILMの純正レンズも定評があり良いレンズですが、それを上回るレンズとなると使用してみたくなりますよね。
ちなみにZEISSレンズ。Touitと呼ばれるシリーズの他に、「Batis」というSONYのフルサイズ用のAFレンズと、「Loxia」というSONYのフルサイズ用のコンパクトなMFレンズがあります。
FUJIFILMでは選択肢がTouitしかありませんが、非常に良いレンズなので気になる方はぜひどうぞ。
カールツァイス ZEISS Touit 2.8/12 X-mount
カールツァイス ZEISS Touit 1.8/32 X-mount
カールツァイス ZEISS Touit 2.8/50M X-mount

https://www.kangae-ruhito.com/entry/2019/07/28/fujifilmprimelen
