カメラ

ついにLeica M10を購入しました

leicam10

念願のLeicaのカメラを購入しました。
ついにM型ライカの購入です。いつかは欲しいと思っていたライカ、憧れの対象だったライカを購入できて非常に嬉しい気持ちです。
今こうしてライカが手元にあり、喜びや所有感がものすごいです。

今回の記事ではライカを購入するまでの僕の考えや、購入後の気持ち、そしてライカの魅力・かっこよさについて書いていこうと思います。
僕と同じようにライカが欲しい、またはいつかはライカ、と思っている人の参考になればと思います

Leica M10というカメラ

今回購入したカメラはM型のLeica M10(Typ3656)

ライカのカメラを語る時にスペックはもはや必要ないと思いますが参考までにほんの少しだけ。

・発売日 2017年1月
・センサー フルサイズ
・重量 660g
・画素 2400万画素

細々としたスペックを見ても良いモノなのですが「スペック云々で語るより写真を見たら分かる」というカメラです。

圧倒的な魅力であるレンジファインダー、マニュアルフォーカス。これらによって写真を撮るとういうことが不便でありつつも楽しいものになります。

ライカにもいろんな種類がありますが、その中でもやはりM型は別格。ライカと言ったらM型とも言えるカメラです。
M型ライカの最新機種2022年1月に発売されたM11なので、1つ型落ちモデルです。発売から5年ほど経っていますが、まだまだ人気の機種です。

購入までの気持ちの変化

カメラを趣味としている人でもそうでない人でも、きっとライカというカメラブランドは知っているかと思います。

僕自身カメラを始めて約10年、だんだんとカメラの奥深さや技術を知っていきました。知れば知るほどハマっていくのがカメラの醍醐味。
APS-Cの一眼レフやミラーレスから、コンパクトデジタル、フルサイズミラーレス、35mmフィルムカメラまであらゆるカメラを使用してきて、カメラの面白さや、最新の技術に触れていきました。ここ数年のカメラの進歩はすごいもので、AFも正確で速いし、手振れも無く失敗の無い写真が簡単に撮れます。

今現在の最新の技術で撮る写真は楽しいし、それこそが写真の素晴らしさでもあります。
でもそれと同時にカメラの本質である撮る楽しみというのが少しずつ薄れていったような気がしていました。
最新のスペックのカメラが発売になれば気になって情報を追うし、時には頑張って手にする。しかしまた次から次へと新しい技術やカメラが発売になればまたその繰り返し。
自分自身は写真が好きなのか、カメラを買うのが好きなのか少し分からなくなる時もあります。

ここで思ったのが、写真という行為・趣味はは写真を撮ってなんぼだということ。
撮っていて楽しいカメラで写真を撮りたい。今の時代にフィルムカメラを使って写真を撮る時のように。
撮ることに気持ちを入れて、時には機能を削ぎ落としたカメラでも一枚撮ることに集中して撮りたい。

さらには一生の間でいつかはライカ使いたい。
僕の性格、というかカメラをやっている人なら多くの人が感じるであろう「いつかはライカを買いたい」まさにそういう気持ちです。
僕も例に漏れずそのような感情になっていきました。

「それなら早いほうが絶対いいじゃないか」

今この瞬間をライカで残したほうがいいじゃないかな…ということで、少し背伸びもしているかもしれませんが、購入しました。
買ってしまったら清々しい。これがLeicaを買うということです。

カメラ大好きなリッチな方々なら、ライカの新機種が出るたびにどんどん乗り換えられるのかもしれませんが、僕のような一般カメラ好きにとっては大きな決断でした。
しかし、この購入で自分自身とカメラを通して向き合っていこうと心に決意をするきっかけにもなりました。

長々と書いていますし少し大げさに聞こえるかもしれませんが、ライカの購入は僕の人生にとって一つの大きなポイントでもあるということです。

外観から

まずはなんと言ってもこの佇まい。角ばったボディーに赤いライカのロゴ。

M10-Pというロゴが黒の主張がそこまでではないモデルもあり、そちらも検討しましたが、市場に出回っているモデルとして通常のM10の方が多いことや、価格面でこっちになりました。

現代のカメラとは一線を画すようなシンプル、ミニマム、無駄を省いたデザイン、非常に好きです。

正直現行のカメラの方が、ボタンは多いし操作は便利なのですが、ここまで思い切ってボタンを限定する方が個人的には好感が持てます。
カメラとしての美しさもありますし、デスクに置いているだけでも絵になるようなモノとしての素晴らしさがあります。



ストラップは Lanceの Non-ajustNeckStrap というものを使用しています。X-Pro2を使用していた時に愛用していたものです。
このようなレンジファインダー式のカメラにはばっちり合い、強度もデザインもバランス感もこれ以上のものは無いのではと思うほど気に入って使用しています。

X-ProやLeicaにぴったりな「ランス ストラップ」レビュー

レンズは Summocron50mmF2 3rd

なぜこのレンズにしたかなど詳しいことについては別の機会に書いていきます。
やはりライカのカメラにはライカのレンズが一番似合います。うーん、かっこいい…

このバランス感が素晴らしい。もちろん撮る画もそうですが、撮るときのフィーリングも最高に良いです。

これからの写真について

このLeica M10を購入して、僕の機材という点では大きく変わりましたが、撮れる写真の質という点では大きな差はないかと思います。
(ひとつだけ大きな差として、明らかに立体感がライカには存在しているような気がします)

しかし僕個人の意見として、良い写真(いろんな意味で)を撮る上で大事なのはカメラを持ち出すこと、好きな機材で気持ちよくシャッターを切ること、写真の中に気持ちが入っていることだと思っています。自己満足かもしれませんが。

その点ライカというカメラは、生活に寄り添うカメラとして最高の機材なのかなと思います。
今後はライカを持ち出して、いつも最高の気持ちでいろんな写真を撮っていきたいと思います。

いくつか作例を

このカメラを持ち出して撮ってきた写真を数枚載せておきます。
写真としては、風景やポートレートというよりは、何気ない日常を撮るのがぴったりハマります。
撮るぞ!と気合を入れない時でも持ち出す機会が増え、オートフォーカスが無い点などからそのような作例が増えてきます。
ピントが外れててもそれも味、マニュアルで露出が合わない時も味だと割り切って撮影できました。

ライカの世界へ

ライカの購入を検討している方がいれば、ちょっと頑張って買う価値はあるかと思います。きっと最初はみんなそうかと思います。
今までにない写真ライフになり、写真と向き合いながら1枚1枚を撮影していく過程で写真がもっと好きになります。

ライカを通して世界を見ると、今よりちょっとだけ良いものになるのかなと思います。

ABOUT ME
アバター
kangaeruhito
カメラと写真が好き。 最近の愛機はLeica M10、Nikon F3、Canon R6。 何気ない日常の一瞬を切り取るスナップショットが得意。 デジタルカメラ、フィルムカメラ、Raw現像、その他写真技術について日々考える、考える人による【考えるブログ】

POSTED COMMENT

  1. アバター 愛知の九州人 より:

    楽しく拝見させて頂いてます。
    初めてメッセージ書き込みんでます
    妻がデジカメ一眼で風景写真を撮影しているのですが、私は写るんです世代の為に一枚一枚考えながら撮影したい人間でデジカメに馴染めません…
    子供も成長し新しい趣味を探している中で、考える人様のブログを拝見する内にLeica mini2もしくはLeica miniを手元に欲しくなり色々と探しているのですが昨今のフイルムカメラ需要増の影響かオークションやカメラ店の中古品を探してますが手元にくるのはいつになるか分かりません…もしお勧めの中古カメラ店有りましたら教えて頂けたらと思いメッセージした次第です。これから暑くなる季節になりますがお体に気をつけ楽しいブログ継続して下さい。応援しております

    • アバター kangaeruhito より:

      コメントありがとうございます。

      写るんです世代でデジタルに馴染めない気持ちすごく分かります。やはりフィルムとデジタルでは写真を撮る行程も、1枚1枚を撮る気持ちも変わってきますよね。趣味としてはフィルムは最高の道具ですよね。
      ただデジタルにも良さはあると最近だんだんと思い始めたので両方を使い分けていきたいと僕は思っています。

      たしかに中古フィルムカメラなかなか手に入りづらいです。僕自身地方住みであまり参考にならないかもしれませんが、Leica mini2を購入したのはネットショップもなく、調べてもあまりヒットしないような地元の小さな中古カメラ店でした。大手カメラショップ、例えばマップカメラやフジヤカメラ、カメラのナニワ、メルカリやヤフオクでウォッチしている時、偶然立ち寄ったお店で購入できました。毎日見る中で相場感が身に付き、状態なども中古でも安心感を持って購入できました。意外と小さなカメラ店で珍しいカメラもあったりするのでおすすめです。

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