写真

台湾とカメラと僕と。Vol.4 『The 台湾』

台湾 龍山寺
台湾に行っていつも感じることは、なんとなく雰囲気が好きだなあと感じることです。観光地や、人が多く住む場所、自然が豊かな場所や昔からある場所まで、いろんな場所で雰囲気が本当に良いなと思うのが台湾で、その雰囲気こそ僕が台湾に行く理由と言っても良いかもしれません。
同じアジアの国ですが、日本とは似ているようで違っていて独特の伝統や文化が

あります。台湾に行くたびに「ああ台湾だな」と感じるポイントがあって、1つ1つのポイントが雰囲気たっぷりなのです。見る人によって感じ方は様々ですが、今日は僕の中にある台湾の雰囲気を感じるポイントを「The 台湾」と題して、写真とともに紹介したいと思います。

ごちゃごちゃとした街

台湾の街並み
一見、所狭しと並んだ古びた店の看板と渋滞している車が目に留まり、ごちゃごちゃしている場所だなと思う人がほとんどかもしれません。この写真から排気ガスの匂いが想像でき、綺麗な街とは言えません。地元の台湾人でさえも汚くて、もっと綺麗な場所に住みたいと言っていました。

しかしながら僕はこの街が大好き。アジアの中の他の国ではなく、台湾という国。
漢字で書かれた看板や黄色いタクシー、バイクなど。これこそが台湾だなと思うような写真です。何か熱いエネルギーのようなものを感じる場所がここ台湾なのです。台湾に行くとこんな場所がたくさんあり、毎日を暮らしていくエネルギーをもらって帰ってきます。

色とりどり


台湾人は赤とかオレンジとか青とか、はっきりした色が大好き。落ち着いた雰囲気を感じる色よりも目立つ色ばかりなのです。だから街は明るくキラキラしたネオンや主張が激しすぎる看板ばかりです。少し疲れてしまうくらいの風景で、そんなところからもエネルギーを感じるものです。
台湾らしいなぁと感じながら街を歩いているとだんだん台湾の台湾の虜になっていくのでした。

夜の屋台

夜市の屋台
台湾では外食をする人が本当に多く、いろんな場所で夜市が発展しています。僕は台湾を感じる夜市が好き。この写真は赤提灯と、中国語の漢字で書かれたメニューが最高に台湾らしいなと思って迷わず撮影しました。グツグツと煮立っている煙も少し映っていて良い写真ですね。すごく雰囲気が伝わるでしょう。
この雰囲気を見るだけでもよし、実際に注文して提灯の明かりの下で食べるのも良いなと感じます。台湾らしさとはたくさんあるけれど、この屋台の雰囲気を味わうのも夜の台湾らしさです。

龍山寺にて

台湾 龍山寺
台湾のお寺はものすごく熱いものを感じるんです。たくさんの現地の人が訪れていてそれぞれがお願い事をしている風景。多くのお供え物と、もくもくとたちこめる線香の煙を体に浴びると「ああ台湾だな」と心から感じるものです。
台湾の仏教信仰は強くて、いたるところにあるお寺も壮大で豪華絢爛です。

バイク × バイク

バイク
この光景を見ると何だかほっとするような気がします。人によってそれぞれ台湾を感じる部分はあると思いますが、この光景が台湾の象徴だと僕は思います。
ごちゃごちゃしているものを見ると写真を撮りたくなってしまいます。この中に意味を見出すというのがすごく好き。混沌としたものから声にならない声を拾い上げて写真として切り取る。どの場所を切り取るかによっても全然違うもので、最も個性が出るスナップ写真のあり方のような気がしています。
とりあえず撮ってみる。何が良いかわからないからとりあえず撮る。写真家の金村修さんがそんなことを言っていました。僕もそのような心境で台湾のスナップを撮り続けました。

高雄の象徴

美麗島駅
高雄にある綺麗な地下鉄の駅です。世界で最も美しい駅と言われるだけあって本当に素晴らしいものが見れる場所です。高雄に行くと必ず1回は行く場所。ここに来ると美しい風景で心が浄化されるような気持ちになります。何も考えずじっと眺めて良いなと思う場所。
駅なので特別、観光地というわけではないですが僕にとっては特別な台湾の観光スポットです。

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kangaeruhito
カメラと写真が好き。 最近の愛機はLeica M10、Nikon F3、Canon R6。 何気ない日常の一瞬を切り取るスナップショットが得意。 デジタルカメラ、フィルムカメラ、Raw現像、その他写真技術について日々考える、考える人による【考えるブログ】

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