今日はFUJIFILMの話題です。カメラ好きの人は気になる最新機種の話。日々アンテナを張りめぐらしているのではないでしょうか。X-Pro2が発売されてから日数が経ち、そろそろX-Pro3のことを考える人も多いはず。マニアックなX-Proという種類だけに、僕を含め熱心なファンからはきっとものすごい期待がされています。僕はX-Pro3発売に向けて気持ちも少しずつ高まってきています。
今日はそのX-Proの最新機種X-Pro3の発売に関する事と期待を、Xシリーズの展望を交えながらお伝えしていこうと思います。
これまでのXシリーズ
FUJIFILM Xシリーズは、富士フィルムが2011年から発売しているハイエンドデジタルカメラで構成されているシリーズである。プロと熱心な写真愛好家を対象とした。同社のデジタルカメラ製品の主力である。Xシリーズ自体は単一の共通センサーサイズ、技術やレンズ形式によって特徴づけされていない。
とあるようにセンサーサイズ共通のシリーズ化された、いわば最強軍団です。
今現在、発売されたものは順番に
・X-Pro1
・X-E1
・X-M1
・X-E2
・X-A1
・X-T1
・X-A2
・X-T10
・X-Pro2
・X-T2
・X-A3
・X-T20
・X-E3(2017年9月に発売)
・X-A5(2018年2月に発売)
・X-H1(2018年3月に発売)
・X-T100(2018年6月に発売)
・XF10(2018年7月に発売)
・X-T3(2018年9月に発売)
となっています。(レンズ一体型を除く)
それぞれに数字2や3などと付いているように、その前には1、2とあります。それが進化を遂げた形が現在の機種となっています。Xシリーズの最強軍団、それぞれ対象が明確になっていて自分に合ったものを選べるというのが強みではないかと思います。
この最強軍団、例えるなら、
・俊足巧打の1番打者、X-T100
・機動性もあり堅実に仕事ができる2番打者、X-E3
・左右広角万能に打てるチームの主軸、X-T3
・一発があり一番怖い打者4番打者、X-Pro2
といった感じです。一つ一つ考えるとやはり最強なチームですね。
X-Proの魅力
X-Pro2が4番打者としてチームを引っ張っているわけですが、僕は現在X-Pro2の1世代前のX-Pro1を使用しています。またX-H1も兼用しています。
X-Pro1は長打力については最新機種にやや劣りますが、その勝負強さと雰囲気は最新機種にも劣らずいい働きをしてくれます。 どんな時でも持って行きたくなるようなカメラで、僕はXシリーズでこのカメラを使い続けたいと思っています。
X-Pro3 が発売?
1番肝心なX-Pro3の話です。いつ発売になるのでしょうか?
実際のところ、発売されるかどうかということについてはまだ正式にアナウンスされていません。しかしながら、X-ProのXシリーズでの立ち位置には他では代用できない役割があり、マニアックながらも確実に多くのファンを持っているので、必ずX-Pro3は発売するはずです。
ではそれがいつなのか考えてみたいと思います。(あくまでも僕の、根拠を用いた予想です。)
まず、発売期間をもとに考えます。X-T1の発売は2014年2月、X-T2の発売が2016年9月。X-T3の発売が2018年9月、その間隔がそれぞれ、2年1ヶ月と2年7ヶ月。平均すると2年とちょっとぐらいです。
その他には、X-A1の発売が2013年11月、X-A2の発売が2015年2月、X-A3の発売が2016年11月、X-A5の発売が2018年2月です。その間の間隔がそれぞれ、1年3ヶ月と1年8ヶ月、1年3ヶ月となっています。
X-Pro1の発売日は2012年2月です。X-Pro2の発売は2016年3月。その間隔が約4年1ヶ月です。少し差はあるもののおおよそ、発売開始になるまでの期間はおおよそ一定と言えます。この期間を表にするとこんな感じです。
1つ目 | 2つ目 | 3つ目 | 4つ目 | |
X-Aシリーズ | 2013.11 | 2015.02 | 2016.11 | 2018.02 |
X-Tシリーズ | 2014.02 | 2016.09 | 2018.09 | |
X-Proシリーズ | 2012.02 | 2016.03 | 2020.04頃? |
このことを考慮すると X-Pro3 の発売日は、2020年4月と予想されました。
次に別の観点から考えてみます。2020年と言われて最初に思いつくことは東京オリンピックですね。カメラはそのようなイベント前に最新機種が発売されることが多いようです。
開催が2020年の7月ですのでその少し前に発売されるとなると、先ほど期間で予想したのとほぼ同じような日程になります。
しかし、オリンピックを撮るとしたらスポーツなどの動きに強いカメラというの大事なポイントになってきます。X-Proというカメラはスポーツを撮るのに適しているかというと、正直あまり向いていません。ですからオリンピックというイベントだけで予測はできないのは実際です。
Xシリーズでスポーツを撮るというと挙げられるのが、X-Tシリーズ、X-Hシリーズです。このようなシリーズがまた何かしらの動きを出してくるかもしれません。
また、FUJIFILMの最新機種カメラの発売月の傾向的に、11月か2月というのが多いようなので、今回も2月あたりになってくるかもしれません。
※2019年9月22日追記
発売日がアナウンスされました。2019年10月23日です。
この記事ではX-Pro3に対して僕の思いを書いています。
新機種への期待
X-Pro3が2020年頃に発売になると考えて、気になるのは性能です。
X-Pro1から、X-Pro2へと性能がアップしたのにも関わらず、僕が型落ちのX-Pro1を買ったのは、価格差に見合っただけの機能向上が見出せなかったからです。(あくまでも僕の個人的意見です。そう思ってない人もたくさんいるはずです。)
X-Pro1でしばらくXシリーズの修行をして、X-Pro3が発売になった時に買おうと考えています。そこで僕がX-Pro3に求めることを考えてみました。
チルト液晶
『X-Proで撮る時はファインダーを覗いて撮りたい』と思うものですが、ストリートスナップを撮るにあたって、やはり下から煽るようなアングルも撮りたいときがあります。その時に液晶を動かせたらな、と思うことがあるので付けてもらいたい気はします。
普段は絶対的にファインダーを使うけど、いざという時のための保険的な用途です。でもチルト液晶を搭載することによって大きさ、厚みが変わってしまうとなるとX-Proの良さであるバランス感が失われる可能性はあるので難しいところではないかと思います。
さらに進んだフィルムシミュレーション
フィルムシミュレーションで、X-Pro1に無くて X-Pro2 にある「ACROS」というものがあります。
初めてACROSを使った時、一味違ったモノクロ写真が撮れて感動しました。僕はモノクロ写真をよく撮るので、ACROSよりもさらに一歩進んだフィルムシミュレーションでまた感動できることを期待します。
また、X-H1で登場した「ETERNA」も非常に興味深いですね。これも非常に僕好みなエモーショナルな写真が撮れます。撮影の幅が広がるフィルムシミュレーション、X-Pro3でもどうなるか楽しみなところです。
大きさ、重量
X-Pro2は X-Pro1より大きさが少しだけ大きくなり、重さもやや重くなりました。これ以上大きくなっても小さくなっても、X-Proの良さであるデザイン性が無くなってします。 個人的に好き組み合わせがXF23mmF2か、XF35mmF1.4のレンズを装着した時にバランス感です。
この絶妙な雰囲気を残し、スナップにおいてかっこいいカメラを維持してほしいのでどうかこのまま変わってほしくないところです。
安定性
X-Pro用のバッテリーグリップを純正で販売してほしいなと思います。
X-Proはクラシカルなデザインを重要視しているためにボディ本体のグリップはあまりありません。X-H1みたいに「握りやすいグリップ」が欲しいとは言いませんし、それがあるとデザインが変わってかっこ悪くなってしまうので、バッテリーグリップを付けられればと思うわけです。あくまで安定性を求める時だけに使う保険的な用途。
縦位置での撮影もよくするので、その時に安定するようにという意味もあります。
X-Proはこんな人にオススメ
何度か言いましたが、X-Proはマニアックなカメラです。そのマニアックさで人を魅了しています。
撮りたいものを見つけてすぐに撮りたくても撮れない時もあります。使いやすさだけでいうと、X-Tシリーズや、X-Aシリーズなど他にもたくさんあります。それでもX-Proを使うのにはカメラに対するこだわりや、撮ることへの考え方があるからです。僕以外のX-Proユーザーもきっとそうですよね?
撮るということを楽しみたい人や、デジタルカメラへの情熱が無くなってきた人にこそこのX-Proというカメラを使ってほしいです。
今、X-Pro1もしくはX-Pro2を使っている人もそうでない人も、X-Pro3の発売は迫ってきています。さあ、みなさん。2020年の始め頃ですよ!今から X-Pro3 に対する気持ちを高めていきましょう。
僕の愛機、X-Pro1