最近カメラ熱が急上昇してきました。僕はカメラ歴10年弱のカメラ好き。
ただただ写真とかカメラとか撮影が大好きな人間。しかしながら、一応写真関係で飯を食べています。
写真に関しては、少し勉強した頃もあったり、時々撮影に遠出をして、撮った写真を見てニヤニヤしてるぐらいのもの。
そんな僕が最近愛用し夢中になっているカメラがあります。FUJIFILMの「X-Pro1」
このカメラは数年前に購入しました。2012年に発売したモデルのこのカメラ。実に6年も前のモデルです。
6年というと長くも短くも感じるでしょうが、新しいモデルがどんどん出てくるカメラの世界では6年前のモデルはもうすごく古臭く感じるものです。
そのひと昔も前のカメラを買ったのにはそれを買うだけの理由があったからです。
さらには使用してみて、古さを感じるどころか歴代No.1にまで上り詰めたカメラであるから、魅力がたくさん詰まっているのです。そんな魅力を多くの人に知っていただきたいです。
なお、この機種のスペックなどの情報や難しい話は置いておいて、わかりやすく、このカメラが僕のハートをがっちり掴んだ理由を教えます。
X-Pro1の魅力
完璧なフォルム
漆黒のボディ、ツヤ感。いつまでも見てられそう。この四角く角ばったデザインがたまらなく好きです。
最近のカメラと一線を画するようなフォルム。「俺は一人でも最後まで戦い抜く。」孤軍奮闘して戦った真田幸村のようですね。
ファインダーが左上に配置されていて、角ばっていて。まるで日本版ライカ。
何十年も前のM型ライカがまだ勢いがあるように、このX-Proもこれから何十年と頑張ってほしいと思います。きっと頑張ってくれるでしょう。そんなスタイルのカメラだと考えます。
最強の持ちやすさ
これも重要視するべきポイント。持ってみて手にしっくりこないと撮影する気が失われるものですよね。多くの人は小さいカメラの方がコンパクトで持ちやすいと思うでしょう。
僕はLUMIXのGM-1というかなり小さいカメラも持っています。最初は小さくて、機動性に優れていると思いましたが、使っているとやはり持ちにくく撮影するモチベーションは下がっていきます。
ただコンパクトであるだけではいけなく、ある程度の大きさも必要です。
このカメラはミラーレス機の中でもそれほど小さくないけれど、持ちやすさ、手にしっくりくる感じで言ったら他には負けないと思います。
この形、この大きさがとてもいいバランスで手にフィットします。手に収まるちょうど良い大きさを研究して出した結果、さすがFUJIFILM。
たまらない画質
FUJIFILMはフィルムメーカーで画質が良いとよく言われますが、まさにその通り。FUJIFILMの特徴を一言でいうと色が綺麗、です。
細かいところまで鮮やかに表現されて印象的な写真を出してくれます。
特に木の葉っぱの緑、海の青がよく写ります。空の青は実際の見た目に近いような色合いとして色を表現。
夕焼けの空のグラデーションを撮るのはなかなか難しいと感じていましたが、このカメラで撮った写真にはいつも驚かされています。
また、フィルムシミュレーションのVIVIDを使うとさらに色彩豊かな深い写真になるので時々利用しています。このシミュレーション機能によってさらに表現豊かな写真を創りだせそうです。
さらにFUJIFILMのカメラで撮った写真は、編集なしでjpegでも充分な写真ばかり。やはり画質はフジという言葉は本当でした。
お手頃価格
価格.comによると、2017年7月27日現在、X-Pro1のボディが77000円。(2018年12月31日、その価格よりはやや値上がりしてるようです)
中古だと4万円前後で取引されています。これを安いと捉えるか高いと捉えるかはその人次第ですが、発売当初の135000円に比べれば相当なものだと言えるでしょう。
ちなみに現行モデルのX-Pro2の価格が168485円。その差額がおよそ9万円です。(2018年12月31日、約13万円になっています。X-Pro1とX-Pro2の差額は5万円ほど)
FUJIFILM X-Pro2 ボディX-Pro2の方が確かに機能面ではアップしているが、その違いに9万円(現在5万円)なら違うところに使った方が良いのかもしれないと考えてしまいます。
それだけあれば、単焦点レンズが一本余裕で買えます。僕は実際、その差額で23mmF2のレンズを買いました。
このハイスペックなカメラがこの価格なら、カメラを買おうかと思っている人は即買いで後悔しないことだと思います。
作例を紹介していく
このカメラで撮った写真を紹介していきます。
ただしレンズは全て単焦点広角と呼ばれるXF23mmF2で、撮影後の編集一切なしのjpeg撮って出しです。撮影条件については省略します。
木々の緑が鮮やか。色彩豊かに表現するためにフィルムシミュレーションのVIVIDモードで撮りました。水に写り込んだリフレクションの感じもリアル。
夕焼けの海のそばの駅の写真。太陽が沈んでいく時の独特の空の色のグラデーションが見たままに表現されています。個人的に一番好きな駅である、新潟県「青海川駅」での一枚。
非常に細かいところまで精彩に作られています。小さい画面だとあまり分からないですが、大き画面で見ると、金色の輝き、ツヤが伝わってきますね。
これもVIVIDモードでの撮影。
空の色がやや青く表現されているのでこういった場合は標準モードで撮影すると良いかもしれないです。印象的な絵として表現されています。
やはり緑が特徴的です。FUJIFILMの色の出し方としては緑が特徴的だなぁと思います。狙った色合いが出せるのもポイント。
空の明るさと、対比して地面の暗さが印象的な写真。
写真というのは光と影を操るものだと僕は思います。狙った写真が撮れた気がします。場合によってはダイナミックレンジを少し上げたりすることもできたりします。
モノクロにするとこちら。竹林の真ん中のこの一本道をモノクロで表現したくて撮りました。なんとも言えない静けさが伝わってくる。
まとめ
生まれて初めてFUJIFILMのカメラを買い、使い、眺め、FUJIFILM信者になってしまいました。
相当単純な人間に聞こえるかもしれないですが、様々なカメラメーカーを使ってきた中でのFUJIFILMが位置がそこにあるから、ここは最終到達点だと言えます。
これから先他のメーカーのカメラを紹介することもあるかもしれませんが、FUJIFILMのカメラをメインとしてずっと使い続けるつもりです。
ファインダーを覗いて、ピントを合わせて、その瞬間がきた時にシャッターを押す。カメラ本来の楽しみ。それを初心に戻ったように思い出させてくれるカメラです。
ハイクオリティな画質なパフォーマンス以上に所有する喜びと、撮る喜びを感じさせてくれるカメラなのです。
このカメラと出会ってから、撮影が楽しくて楽しくてたまらなくなりました。家でじっとしてることが少なくなりました。たくさん外に出かけるようになりました。週末がワクワクするようになりました。
そんな、僕を変えてくれたカメラがそこにはあります。
ほんと良いカメラですよ。
FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2012/02/18
- メディア: Camera
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