良いカメラ。当然画質は良いのですが、その重さと大きさで、どこかへ持っていくのが億劫になってしまうことありますよね?
良い光景に出会ってもカメラが無くて撮れない。それではカメラを持っている意味がありません。そんな時、「機動性を重視したどこにでも持っていける小さくて軽いサブカメラを買いたいな〜」と考えたことありませんか?…きっとあると思います。
カメラが好きな人にとって、サブカメラ選びというのが、必ず訪れる選択であって、一つの大きな悩みの種になるものです。という僕もサブカメラ選びに本当に悩みました。
常に持ち運ぶのが嫌にならない大きさ、軽さ。メインのカメラに見劣りしない高画質。そして操作性。
このような点で、僕が使用してきて本当におすすめをするLUMIX GM1というカメラと、この機種と迷いに迷ったLUMIX GM5の2種類を紹介していきいと思います。
GM1の外観
オールブラックは間違いなし
世界最小ミラーレス
色はブラック、ホワイト、シルバー、オレンジ。その中でこの黒は、アルミ削り出しが効いて、「黒の中の黒」という感じの色です。長方形で角が張ったデザイン。表のLUMIXのロゴと、Lというマークがクールな印象です。
上部と背面には、余計なものは一切排除して、必要最小限のダイアルとスイッチのみが配置されています。右手の人差し指と親指だけですべてを操作できる扱いやすさもあります。
手で持つと分かるように、男性なら片手に収まる程度の大きさです。冬場でしたらコートのポケットにすっぽり入ってしまい、撮りたい時にすぐ取り出せる大きさです。
レンズキットになっているパンケーキレンズも非常に薄く小さく、このカメラの小さなデザインにしっかり合っています。
スペック
このカメラの特徴的なスペックをあげてみます。
・有効画素数 1600万画素
・サイズ 98.5 (W) × 30.4 (D) × 54.9 (H) mm
・重量 204g (本体) 274g (レンズ込み)
・ISO感度 200~25600
・撮像素子 4/3型Live MOSセンサー (マイクロフォーサーズ)
・付属レンズ LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6
なぜこれにしたか
1番の要因はやはり大きさと重さですね。なんといってもこのサイズと重量は他にありません。
その大きさはなんと、iPhone5S、iPhoneSEより小型。
ということは現行モデルのiPhoneXと比べるとひと回りもふた回りもコンパクトに作られています。
重さも、レンズを含めても274gですから、缶コーヒー1缶と変わらないぐらいの重さです。これだけ小型、軽量に作られていながら、コンデジではなくレンズが交換できる。
さらには画質が良いとなると、完璧なサブカメラ意外に形容する言葉がありません。
その画質がどんなものなのか、次に作例をあげてみます。なお、これらの写真はカメラで撮ったままの写真で、編集、加工等何もしないjpeg撮って出しです。
作例
高感度に強い
ISO感度を6400、あるいはそれ以上にしてもこのように綺麗な写真が撮れます。背面にモニターがあるので、夜の撮影に重宝するカメラです。
海外旅行にも
海外旅行にはできるだけ荷物を減らしたい、けど写真は綺麗に撮りたい。そんなあなたは
…GM1がぴったり。ポケットに収まるので両手が自由です。撮りたい時にポケットから出しすぐ撮る。
シャッターチャンスを絶対に逃さないカメラです。撮ってそのままスマホに送信。SNSでシェア!なんてことももちろんできます。
田舎でも
田舎に持って行って撮りました。色彩豊かな自然が表現できます。
シャッター音がほとんど聞こえないので、相手に威圧感を与えることなく撮影することができます。
街歩きにも
キットのレンズは、12~32mmと非常に広角で汎用性が高いレンズです。ボケもこの通り綺麗に作ってくれます。軽さを活かして寄ったり、引いたり。
面白いレンズであることは間違いなしですよ。
こんなところがよかった
Wi-Fiがある
サブカメラには必須なWi-Fi。気軽に撮って、レタッチなどはせずそのままSNSにアップする使い方の人が多いかと思います。
電子シャッター
この大きさ、この価格帯で電子シャッターを用いてるのは珍しいことです。
例えば、静かな食事の場面や、バスや電車などの日常。大きなシャッター音が聞こえたら周りはびっくりしてしまいます。その時に静かにさりげなく自然なままの写真が撮れます。
このような持ち運びカメラは気軽になんでも撮りたいものなので、電子シャッターはありがたいことです。
こんなところがダメだった
ファインダーが無い
大きさとファインダーの有無はトレードオフの関係になるので仕方は無いですが、ファインダーは欲しい。個人的にはどうしても欲しいです。ちなみに外付けもできません。
いくらコンパクトでも、ファインダーから覗いて撮るのが写真だと思っているので、その点はちょっとだけ残念です。
電池の減りがやや早い
電子モニターの欠点ともいうべきでしょうが、やはり電池の減りが早く、1日も撮り続けると途中で電源が切れます。
僕はその時のために予備バッテリーを2個持ち歩いてました。本体の小型と同じように、バッテリーも本当に小さいです。
GM5というカメラ
ファインダーが無いカメラはカメラではない?
ファインダーを覗きたいという人にはGM1ではダメだと思うので、そのような方におすすめなのはGM5です。GM5の違いは大きくはファインダーがあることと、フラッシュが無いことです。
正直フラッシュは必要無いと僕は考えているので、ファインダーが大きな違いです。ファインダーで覗いて写真を撮る。これって大事なことですよね?
GM1よりGM5が後に発売になったので、値段はやや高くなっています。
最後に
LUMIX が誇る最強コンパクトカメラ GM シリーズでした。
画質も大事だし、持ち運びやすさも大事なので、悩み多いサブカメラだと思いますが、僕はこのGM1をサブカメラとして迎え入れてから、よく外へ出かけるようになりました。
ちょっと気合を入れる時はメイン機を持って出かけ、以前より写真と向き合う時間が増えました。
やはりこのコンパクトさと、軽さは正義です。
中途半端な大きさのモデルを選ぶよりも、いっそのこと世界最小を選んでみてはいかがですか?
ルミックス DMC-GM1K-K
ルミックス DMC-GM5K-K
2019年現在このカメラは手放してしまいました。その理由は、メインはFUJIFILMのミラーレス、サブカメラはフィルムで撮っているから。そのためフィルムのサブカメラはコンパクトで持ち運びに特化したLeica mini2です。
もしフィルムをやめて、サブカメラもデジタルにするならおそらくGM1かGM5あたりのモデルを買うかもしれません。